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実録 心理カウンセリングを受けてみた その2 面談開始

前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその2である。

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前回はカウンセリングルームにたどり着くまでを書いた。今回は、いよいよ面談開始以降の内容である。

<目次>

1.カウンセラーについて

カウンセリングルームに入ると、人当たりのよさそうなカウンセラーの先生が笑顔で出迎えてくれた。
見知らぬマンションの1室なので、アウェイ感ありありである。私は場所に対してそれほど緊張しない方だが、人によっては緊張してしまう人もいるだろう。

早速、面談用の机を挟んで、対面で座り、雑談もなく簡単な自己紹介から入った。
カウンセラーの先生は50代と思われるが、見た目は軽快で若い感じ心理職のプロという感じでテキパキとした印象であった。どっしりとして、「悩み事よろず相談オーケー」といった感じの人を想像していたが、ちょっとイメージが違った。思ったよりサバサバした感じで、理系のエンジニアっぽい雰囲気で、話される内容が明快な感じである。

2.面談開始にあたって

最初にカウンセリングサービスからの紹介ということで、本人確認のため健康保険証を提示した。ただしこのカウンセリングは医療ではないので、健康保険の対象外である。なお、精神科にかかっている人はカウンセリングを受けるには、主治医の了解がいるので留意が必要である。このあたりのことは、最初にカウンセリング紹介サービスに申し込んだ時点で電話で説明を受ける内容である。

つづいてカウンセラーの先生から、問診を受ける。私は近況と相談したいことを大まかに紙に書き出しておいたので、それをお渡しして、見ながらの質問となった。最初に仕事の内容、勤続年数など。続いて家族構成、親きょうだいの続柄などの質問があった。ペットを飼っているかという問いもあった。
先生もプロなので、尋問風にはならず、自然な会話の中で上手に聞き出してくれる
そして、いよいよ、カウンセリングに来た理由、今困っていることについてが話題となる。

3.相談したいことは何か

私からは、「仕事上での悩み(人間関係などの問題)を、引きずって考えてしまうと 中、目が覚めたときに考えてしまい、眠りが浅くなって疲れてしまうこと」などを解決したいと説明した。

「先生からは、眠りについて、「寝つきが悪いのか、夜中に目が覚めてしまうのか」という質問があり、さらに「それは頻度でいうと週に何回くらいなのか」と聞かれた。私からは、「寝つきはそれほど悪くない。夜中に2~3回、トイレに行くため目が覚める。またその内、週2~3回程度の頻度で、仕事のことを考えてしまい、再び寝付けなくなることがある。」と説明した。
続いて、仕事面での悩みは具体的にどういったことが気になるのかを聞かれ、「面倒なことを丸投げ的にやらされることが多く、それに対してアサーティブに自分の意見を主張することが苦手で我慢していることが多くストレスが溜まる」と説明した。先生、私のいずれかが一方的に話すということはなく、会話のキャッチボールの中で話題が進んでいくという感触であった。


(「実録心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)

実録 心理カウンセリングを受けてみた その1

ふと思い立って、心理カウンセリングを受けることにした。

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カウンセリングの内容を整理することを目的にこのブログで実体験を紹介したい。これまでの記事とは趣きが違うのでこのシリーズについてはタイトルの頭に「実録」と記して、ドキュメンタリーとして書いていきたい。

<目次>

1.カウンセリングを受けようと思った理由

50代に入り、体力が落ちてきたせいもあるが、日々仕事をこなす中での疲労感でしんどくなってきた。物事に対して、楽しい気持ちが減じてきて、このまま放置すると「うつ」になってしまうのではないか、と心配になってきた。
もともと心配性な面があり、気持ちの切り換えが下手であった。会社を出ても、仕事面の悩みをリセットできず、特に夜中に目が覚めたときに、悩み事を考えだしてしまい、なかなか眠れないこともある。熟睡感が得られないことが疲労の原因である。
心理カウンセリングを受けることで、自分の考え方の傾向・癖を客観的に見つめなおし、ネガティブな思考習慣については、治していきたいと思った。

2.カウンセリングの申し込み

メンタルヘルスカウンセリングを提供している会社を探し、申込みを行った。その会社は、全国各地のカウンセリングルームと契約しており、初回のアポイントメントを代行してとってくれるサービスである。電話で申し込むと、住んでいるところからいくつかの候補をあげてくれた。カウンセリングは初めての経験なので、通いやすさを考えて自宅から一番近いところを紹介してくれるよう依頼した。
希望日時を伝えたら、翌日にはアポがとれた旨電話があり、面談日時が決定した。その後、簡単な利用案内が書かれた書類が郵送で届いたので、それを持って当日に訪問することになる。

3.カウンセリングルームに赴く

紹介されたカウンセリングルームは50代男性のカウンセラーが一人でやっている事務所である。臨床心理士公認心理師の資格を持つ方だ。
自宅最寄りのターミナル駅から歩くこと4~5分。ごく普通の3階建てマンションに到着した。駅近の立地のせいか、各種事務所みたいな人が入居していて、扉に事務所のプレートが張ってある部屋もあった。自分が訪ねた部屋は「○○心理相談室」と控えめに書かれてあるところである。
インターホンを鳴らして入ると、普通のワンルームマンションの作りで、靴を脱いで中に入る形式である。部屋はモノも少なく、きれいに掃除されていたので安心した。
面談のテーブルはダイニングテーブルのようなもので向き合って座る。ソファーなども想像していたが、そうではなかった。テーブルの端に目覚ましタイプの時計が置かれ、面談の経過時間がわかるようになっていた。


(「実録心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)

私の「できるだけカフェインレス宣言」

カフェインは、覚醒作用があるなど、わりと刺激の強い成分である。

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私は眠れなくなることがあるので、カフェインをできるだけ摂らないようにしている。気を付けているポイントを「宣言」としてまとめてみた。


<目次>

1.カフェインはまるっきり有害ではないのだが・・・

カフェインは、覚醒作用があって眠気対策となりシャッキとした気分となる効果がある。心拍数が増えるなど、割合、身体に与える影響は大きいようだ。作用時間は摂取から30分後くらいから。5〜7時間程度持続すると言われている。常用していると「耐性」が付き、同様の効果を求めると、摂取量がだんだん増えていく
私は、以前はコーラや栄養ドリンク剤を飲んでいたこともあり、カフェインをあまり気にせず、摂取していた。一度、ディナーコースの最後にコーヒーを飲んで、さっぱり眠れない経験があったことから、カフェインの影響の強さを痛感した。身体にとって刺激の強い物はあまり摂りたくない方針からカフェインはできるだけ避けるようにした。

2.できるだけカフェインレスに

数年前から、コーラや栄養ドリンク剤といったカフェインを多く含む飲料は飲まないように変えた。もともとブラックコーヒーは飲まないが、カフェラテは好きなので量に気をつけて飲んでいる。後は、チョコレート類もカフェインが少量含まれているので、たくさん食べ過ぎないように注意している。カフェインを摂らないようにすると、身体も敏感になってくるようで、少量でも眠れなくなることがあった。そのため、お茶類も、カフェインを含む緑茶、ウーロン茶は避け、カフェインレスのほうじ茶、麦茶などを飲むようにした。自宅でカフェラテを作って飲むときは、インスタントのカフェインレスコーヒーを使うようにしている。

3.改めて「できるだけカフェインレス」宣言

先日、目が冴えてうまく寝付けないことがあった。
原因を思い返すと、その日は、午後1時くらいにカフェでコーヒーゼリーを食べた。また4時過ぎくらいに、コンビニで挽きたてカフェラテを飲んだ。これらに含まれるカフェインが作用して眠りづらくなったようだ。 ここで、あらためて「できるだけカフェインレス」のポイントをまとめて自分への宣言としたい。


(1) カフェインを含むものはできるだけ避ける。もし摂るとしても午後2時30分までとする。

(2) カフェ・ラテ類、コーヒーゼリーなどは1日1杯(1個)までとして、重ねてとらないように気をつける。

(3) チョコレート類など少量のカフェインを含むものも、食べ過ぎないように気をつける。


以上に気をつけて、眠りを妨げない「できるだけカフェインレス」生活を送ろうと思う。

4.まとめ

・カフェインは覚醒作用があるので、摂取量、時間に気をつけて寝つきを妨げないようにする。
刺激物を避ける観点から、できるだけカフェインはとらないようにしている。
午後2時30分以降はカフェインを含むものをとらないようにするなど、うまく付き合っていきたい。



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取り組みやすいダイエット法その2。運動は「階段を使う」ことからはじめよう。

ダイエットは食事に気をつけるとともに、適度な運動を継続することが大事である。

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最初からいろんな運動をやり始めても長続きしないものである。今回は取り組みやすい運動習慣として「階段を使う」ことを紹介する。


<目次>

1.ダイエットは運動習慣も大切

ダイエットはバランスの取れた食事を適量とることとともに、適切な運動習慣を持つことも大事である。
運動により、体全体の代謝を向上させ、「太りにくいからだ」を徐々に目指すのがよい。代謝を向上させるには、体の筋肉量を増やしていくことが必要である。そのため、筋力トレーニングがすすめられている。筋トレは、過去に運動経験がある人であっても、継続するのは難しい。忙しさや面倒くささに負けて、辞めてしまうことが多い。ダイエットも筋トレも「続けてこそ」効果を得られるものなので、無理は禁物である。

2.日常生活に組み入れられることを探す

ダイエットを始めると、運動も頑張ろうという意気込みで、ジム、スポーツクラブに入会する人もいる。
ジムなどに行くことを、上手に生活のサイクルに取り入れることができれば、効果的に運動を継続することができる。
しかし、仕事が忙しくなったりすると、ジムに行く時間的余裕がなくなり、中断してしまうことが多い。長く続けるには、もっと生活の中で無理をせずに組み入れられるような運動習慣を身に付けるとよい。有力な手段としては自宅での自重筋トレであるが、はじめての人にとってはこれもハードルが高いと感じるかもしれない。

3.「階段を使う」ことで下半身の筋力を鍛える

ダイエットのための筋トレは、体の基礎代謝をアップさせることが目的である。そのためには筋肉の質量が大きい部位から重点的に始めることが効果的である。大きな筋肉がある下半身、太もも、臀部の筋肉を鍛えると代謝アップに効果的である。一番のおすすめはスクワットであるが、筋トレ経験がない人にとっては、大変だと感じるかもしれない。
そのような人におすすめしたいのは「階段を使う」ことだ。毎日の通勤や仕事の中で、エスカレーター、エレベーターを使っていたところをできるだけ「階段」を使って移動するというものである。
スーパーや駅ビルなど階移動でも、できるだけ階段を使う。マンションに住んでいる人は、エレベーターを使わず階段を使うことで、日常生活の中で脚部の筋肉強化ができる。
実際に階段を使ってみると、思いがけず下半身の運動となることに気付くと思う。ダイエットのための運動習慣の手始めとして「階段を使う」ことをおすすめする。

4.まとめ

・ダイエットには基礎代謝を増やす運動習慣も大切である。
生活の中に組み入れられる運動を継続するのがコツである。
代謝量アップには筋肉量が多い下半身の筋トレが効果的である。
・誰でも取り組める運動として「階段を使う」ことからスタートするのがおすすめ



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取り組みやすいダイエット法。「食順ダイエット」を身に付けよう。

ダイエットはいろいろな取り組みがあって、組み合わせで効果をあげる。

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最初から食事制限も、運動習慣もとたくさんのことを一度にやろうとするとパンクする。今回は取り組みやすい「食順ダイエット」を紹介する。

<目次>

1.ダイエットは複数の手段を組み合わせて効果がでるもの

ダイエットは単一の手段だけで効果を発揮するものではない。バランスの取れた食事を適量とる、適度な運動習慣を持つ、規則正しい生活を送るなど、いろいろな要素を生活に溶け込ませる形で習慣にしていく。それらの組み合わせにより、ダイエット効果が出てくるものである。単一の方法、例えばあるダイエット・サプリメントを服用すれば、生活の他のことは何も変えなくてもダイエットできるというものではない。
しかしながら、最初から、あれもこれもとたくさんのことに取り組むと、生活に無理が出てきてストレスになる。ストレスは食べ過ぎにつながる要因なので、気をつけなければならない。

2.まずは取り組みやすい「食順ダイエット」から試してみる

ダイエット自体がストレスとなってしまわないよう、簡単に取り組めるものから順番にはじめていくのがよい。
習慣として定着する頃には、ダイエットに対する意識も高まっており、次の取組みにも前向きな興味を持てるはずだ。

食べる順番を意識するだけで効果的な「食順ダイエット」が最初に取り組むものとしてよいと思う。内容は食事の際、次の順番で食べていくというものである。


<1番目> お茶や汁ものを最初に口にする
食事の際、最初に落ち着いて汁ものを味わう。水分摂取によって食欲を高めるホルモンであるグレリンの分泌が減るので、過剰な食欲を落ち着かせることができる。


<2番目> 次は野菜料理など
野菜の食物繊維は硬いため、噛む回数が増える。この後に食べるものも丁寧に噛むようになる。噛む感覚の刺激が、歯やあごから脳に届くと満腹感を得やすくなる。


<3番目> 肉や魚料理(主なおかず)
含まれるビタミン、ミネラル類の効果で、食事の代謝が高まる。


<4番目>最後にご飯やパンなど
食事の最後に炭水化物でもの足りない部分を補う。おかず類をしっかり噛んで食べていることからゆっくり必要なだけの量を食べることができる。

3.食べる順番の意識から、丁寧に噛んで味わって食べるようにする

上記のように、食べる順番を決めておくと、順番に口の中に入れたものを味わうことに集中できる。噛む回数も増え、じっくり味わいながら食事を楽しむことができる。 あれもこれもと慌てて食べると、満腹中枢が満腹を感じる前に食べ進んでしまい、食べ過ぎになってしまう。
先ずは「食順ダイエット」から始めて、よく噛んで、ゆっくり食べる習慣を身に付けよう。これは、特別なダイエット向け食品や専門的な知識がなくても実行できるので、最初に取り組むこととしておすすめである。

4.まとめ

・ダイエットは複数の方法を組み合わせて効果を発揮していくもの。
・しかし、最初からいろんなことに取り組むと長続きしない。
・まずは取り組みやすい「食順ダイエット」から意識するとよい。
食べる順番を決めて、よく噛んでゆっくり味わう習慣を身に付けよう。


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内臓脂肪に対して、正しい「恐怖心」を持とう

ダイエットは余剰の脂肪量を減らすことが基本である。

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当面の「敵」である余分な体脂肪について正体を知り、正しい「恐怖心」を持つことで、減らしていくモチベーションを高めることが有効である。

<目次>

1.生活習慣病を引き起こす内臓脂肪

体内に蓄えられる脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けられる。内臓脂肪は、内臓の隙間に蓄えられやすく、ウェスト周りが太くなる。男性の肥満に多くみられ、お腹がぽっこり出ている体型の原因は内臓脂肪である。内臓脂肪は、骨髄由来となる多能細胞(いろいろなものになれる細胞)から形成される。この種の細胞は多様な物質を分泌する傾向がある。内臓脂肪量が過度に増えると、分泌される物質も過剰となり、糖尿病や血液疾患を発生しやすくさせる。一般的には内臓脂肪型肥満はメタボリックシンドロームの原因となるとされ、代謝異常の生活習慣病の一因となるため注意が必要である。

2.摂り過ぎた糖分も脂肪として蓄えられる

体脂肪を増やし過ぎないためには、食事の中で脂肪分だけを控えればよいと考えがちである。
しかし、摂り過ぎた糖分についても、使い切れなかった分は体内で脂肪に変換され蓄えられていく
現代の食事は糖質量が多くなっており、普通に食べたつもりが過剰なカロリーを摂取して余剰分が脂肪となる。毎日のちょっとした食べ過ぎがじわじわと内臓脂肪へと置き換わり、気付くと生活習慣病を誘発する肥満となるケースがある。例えば1ヵ月に100グラムずつ増えたとしても、1年で1.2Kg。10年意識しなければ12kg、脂肪が増えていたという結果となる。日々の積み重ねは大きいものである。

3.余剰な内臓脂肪に「正しい恐怖感」を抱き退治する

ダイエットを成功させるにはターゲットの存在を知り、常日ごろから意識することである。
「敵」の存在、その動きを正しく知ることが「戦い」には大切である。ダイエットのターゲットとなるのは脂肪、とりわけ内臓脂肪をとなる。内臓脂肪は、お腹の中にあり、直接には見ることができないし、普段はおとなしくしているので、存在を見逃しがちである。
以前、健康診断に行った病院の待合室に、脂肪をイメージした樹脂製の置物があった。レストランの食事サンプルのような材質であったが、5kgで「ぜひ手に持って、ご自分で脂肪のイメージをつかんでください」と書いてあった。持ち上げると、ずいぶん重く、また ブヨブヨした材質で気持ち悪く思えた。私は、このときから内臓脂肪に対して、視覚的、重量的な量的なイメージを持つことになり、存在に対して「恐怖感」を抱いた
目にしたり、イメージすることのできない対象はなかなか認識できないものだが、5kgの米袋などを持って具体的な重さと感じ取るとダイエットを進める上で、モチベーションとなると思うのでおすすめである。

4.まとめ

・内臓脂肪は多様な物質を分泌し、生活習慣病の原因ともなる。
・摂り過ぎた糖分は、脂肪に置き換えられ体内に蓄えられる。
・内臓脂肪の存在、性質をよく知り、「正しい恐怖感」を抱くことで、ダイエットのモチベーションとなる。



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自分のダイエット・ポリシーを整理してみよう

ダイエットは個々人の目標や、各自の体質、生活環境などによって方法論が異なってくる

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100人いれば 100通りの適したダイエット方法があるわけで、人の物真似でダイエットを行うと効果がないどころか健康を害することもある。自分にあったダイエットを組み立てるためには、自分のダイエットに対する考え方をまとめてポリシーとして整理してみう。


<目次>

1.適切なダイエットは人によって異なる

ダイエットは、個々人の体質、生活環境などによって適切な方法が異なってくる。人によってダイエットで目指す目標も違うため、最適な方法は個々人や状況によって大きく変わるものである。
TV番組の情報や、雑誌の紹介記事をきっかけにダイエットに取り組む人は多いと思う。しかし、自分なりの目的を明確にせずに、他人の物真似でダイエットを始めても長続きしない。また、自分の体質に合わない方法でダイエットを続けると、健康を害することもあるし、かえってリバウンド太りしてしまうこともある。そのため、ダイエットに取り組む際は、ダイエットに対する目的、考え方などを自分なりに整理しポリシーとして持っておくことをおすすめする。

2.ダイエット・ポリシーの例

ダイエット・ポリシーは、自分のダイエットの目的、前提となる自分の体質や行動の癖、ダイエットにあたっての取り組み方・考え方などを、自分なりに書き出して文章にしたものである。

参考例として、私個人のポリシーについて以下のようにまとめてみた。


私のダイエットの目的
活動的な生活を楽しく送るためのベースとなる健康を維持するため。
・健康を維持する生活習慣を定着させ長続きさせる一手段


ダイエットにあたっての自分の前提
・体質的に筋肉量が少なく、内臓脂肪が増えやすい(いわゆる「隠れ肥満」状態になりやすい)。
LDL-コレステロール値が家系的に高いため動物性脂肪に注意がいる。
・ストレスが溜まると間食で砂糖が入ったものを余分にとってしまう癖がある。


ダイエットにあたっての取り組み方
・健康を維持する生活習慣を定着させるということを重視する。長続きさせるために、極端なことはやらない。
・長期的に体の組成バランスを変えていく。脂肪量を減らし、筋肉量を増やすことにより、基礎代謝のアップを狙う。毎日の筋トレを地道に続けていく
・LDL-コレステロール対策として、動物性脂肪 (不飽和脂肪酸)の摂り過ぎに気をつける。たんぱく質の摂取は、魚類、豆類などからもとるように意識する。
砂糖の入った甘い食べ物を間食で食べ過ぎないようにして、糖分を過剰に摂らないように気を付ける。
・食事は腹七分目を心がけ、自分にあった食事量を把握し、食べ過ぎないようにする。日々の体重の変化を把握するため、夜、入浴後に体重計で測定する。
・ストレスを溜め込むと食べ過ぎを誘発するため、ストレス・マネジメントを学び、メンタル面の安定に気を配る。

3.ダイエット・ポリシーは見直し進化させることが大切

ダイエット・ポリシーは上記の私の例のように、箇条書きで思いつくポイントを書き連ねるカタチでよい。上手な文章である必要はなく、自分の考えが書き出されたものであればよい。大切なのは、自分を振り返り、自分なりの言葉で頭の中を整理することである。どこかに書かれている言葉で真似て書くのではなく、自分の中から絞り出すことに意義がある。 最初から100点のものを目指す必要はなく、考えついたことから書き足していけばよい。
また、一度、ポリシーとしてまとめた後も見直しをするべきだ。ダイエットを実際にやってみてうまくいったことや失敗したことの経験を加えるべきだし、ダイエットについて本などで学んだことにより、考え方に修正を加えていってもよい。一度、まとめたダイエット・ポリシーについて、常に目にすることとし、いつも意識できるよう大事にあつかっていくと、自分なりのぶれないダイエットを継続することができる

4.まとめ

・ダイエット法は、個々人の目標、体質の前提などで異なってくる
・ダイエットに対する考え方、取組み方針を自分なりの言葉でポリシーとしてまとめることをおすすめする。
・自分のダイエット・ポリシーに基づき、自分に向いたダイエット方法を探求することが、継続の秘訣となる。


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