自分のためになると始めた「習慣」でも、中断し、その後たち消えてしまうことが多い。
いつも、自分には「忙しいから」と言い訳をして、そのまま忘れ去っていた。「忙しさ」を理由にしてきたが、時間をやりくりすれば続けることができたものも多い。そう考えると、長続きしない真の原因は、「自分の中での優先順位付けが曖昧」だったからだと考える。
<目次>
1.習慣が中断してしまうパターン
自分のためになると思って、始めた新しい習慣、例えば筋トレなどであるが、いつの間にか中断しそのまま再開されず立ち消えになってしまったことは多い。
思い返すと中断したときは次のような事情があったように思う。
・仕事が忙しくなり残業続きで、時間がとれなくなった。
・風邪を引いて、しばらくお休みしてその後再開されなかった。
・旅行などに行き、中断。帰ってからも再開されず立ち消えした。
・歓送迎会シーズンで飲み会が連続。多忙な時期も重なり中断。
事情はいろいろあったと思うが、一言でいえば、自分に対して「忙しいから」と言い訳をして中断し再開せずに終わってしまったことが多い。
2.本当に「忙しさ」だけが中断の理由だろうか
「忙しくて時間が取れない」というのが、もっともな理由として自分で納得し、そのまま忘れてきた。しかし、筋トレやストレッチなどは、自宅で簡単なメニューにすれば10分程度で終えてしまうことができる。テレビを見たり、だらっと過ごし時間を見直せば、やれないわけではなかった。すなわち、「忙しさ」は言い訳であって、中断の真の理由ではなかったということだ。
では、習慣が長続きしない真の理由は何だろうか。私の場合は、「自分の中での優先順位付けが明確でなかった」ということに尽きる。
なんとなく、自分にとっていいだろうと思って始めた新しい習慣だが、「自分にとっての必要性や継続することの意義」について、しっかり位置付けることが足りなかったのだと思う。心の奥で「本当に必要なこと」と確信できていないことは、忙しさで一度中断すると立ち消えになってしまう。
3.自分にとっての意義、優先順位付けを常に認識する。
現在、私は簡単な筋トレとストレッチをメニュー化し、毎日実施している。現在のメニューにしてから約半年間継続できている。
この筋トレとストレッチについて、自分の中では以下のように意義、優先順位付けをしている。
・老後に向け、健康寿命を保つことを考えると、足腰の筋力強化・維持は大変重要。筋力は使わないと衰えるので、毎日筋トレを行うことは、自分の中での優先順位は高い。
・40代に腰痛・肩こりに悩まされた。原因として、筋力不足、柔軟性低下があげられる。腰痛・肩こりの辛さを考えると、毎日少しづつ筋トレ、ストレッチを行い、体をメンテナンスすることは、意義があり大切なことである。
・筋肉量が減少すると代謝が低下し、太りやすくなる。筋トレ、ストレッチはダイエットにもつながり、自分に似合う服を着るためにも必要な習慣である。
以上のように、自分の中で続ける理由を明確化し、繰り返し認識している。体が疲れているときにやめてしまいたいと感じることもあるが、将来に向け、人生の中で優先順位が高いことだとしっかり位置付けることで、継続することができている。
4.まとめ
・自分のためになる「習慣」であっても、忙しさを理由に中断し立ち消えになることは多い。
・「忙しさ」は自分への言い訳であって、中断の真の理由ではない。
・「自分にとっての意義、優先順位付けがあいまい」であることが、習慣が途絶えてしまう真の原因である。
・自分で続けていきたい習慣であれば、やっていることの意味、優先順位を自分の中で明確にして、常に確認していくことが、継続につながる。
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