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怒りのタイプ別対処法から怒り方の3つの基本まで。『精神科医が教える 後悔しない怒り方』で怒りの感情をコントロールする方法を学びました

こんにちは、このブログにお越しいただきありがとうございます。

今回は、精神科医の伊藤拓先生が書かれた精神科医が教える 後悔しない怒り方』という本をご紹介したいと思います。

この本は、怒りという感情をどう扱えばいいのか、どうやってコントロールして穏やかに生きることができるのか、ということを教えてくれる一冊です。

私は、この本を読んで、自分の怒りのタイプやトリガーを知ることができました。そして、怒りの消火術や発散法、相手を怒らせない技術なども学ぶことができました。


この本は、以下のような構成になっています。

  • 第1章 あなたの怒りには理由がある
  • 第2章 自分を知って怒りをコントロールする
  • 第3章 イライラ、ムカムカを平常心に変える方法
  • 第4章 怒り方にはコツがある

それでは、この本の中から私が特に印象に残ったポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

ポイント1:怒りのタイプがわかるチェックテスト


この本の中で最初に目に飛び込んできたのが、第2章の「自分の怒りのタイプがわかるチェックテスト」でした。

このテストは、自分がどんなことに対して怒りやすいか、どんな風に怒りを表現するか、ということを診断してくれます。

私はこのテストをやってみたところ、「秩序愛が強いタイプ」という結果になりました。

これは、「ルールやマナーを守らない人に対して怒りやすく、自分の考え方や価値観を押し付けがち」というタイプだそうです。

確かに私は、電車内で大声で話す人やゴミを捨てない人などにイライラすることがよくあります。

また、自分の意見や信念に自信があるので、相手と意見が合わないときは譲らないこともあります。


この本では、自分の怒りのタイプに合わせて、適切な対処法も教えてくれます。

例えば、「秩序愛が強いタイプ」の場合は、

「自分の考え方や価値観は絶対ではない」ということを認めることや、

「相手の立場や状況を考えてみる」ことなどが有効だそうです。


私はこの本を読んでから、自分の怒りのタイプを理解することで、自分の感情を客観的に見ることができるようになりました。

また、相手に対しても寛容になれるように努めています。

ポイント2:怒り方の3つの基本


次に紹介したいポイントは、第4章の「怒り方の3つの基本」です。

この本では、「怒らないこと」だけではなく、「上手に怒ること」も大切だと言っています。

しかし、怒り方にもコツがあります。

そのコツを教えてくれるのが、「怒り方の3つの基本」です。


その3つとは、

  • 人前で怒ってはいけない
  • 「怒る/怒らない」の境界線をはっきりさせる
  • 相手に具体的な言動を思い出してもらう


というものです。


人前で怒ると、相手はプライドを傷つけられたと感じて、反発することが多いです。

また、自分も感情的になって、言い過ぎたり、後悔したりすることがあります。

そうならないためには、人目のない場所で静かに話し合うことが大切です。


「怒る/怒らない」の境界線をはっきりさせるというのは、自分がどこまで許せるか、どこから許せないかを明確にすることです。

そうすることで、自分の怒りにブレがなくなります。また、相手も自分の基準を理解しやすくなります。


相手に具体的な言動を思い出してもらうというのは、自分が怒っている理由を具体的に伝えることです。

例えば、「あなたはいつも遅刻するからだめだ」という抽象的な言い方ではなく、

「今日は10時に待ち合わせていたのに、あなたは10時半に来た。私は30分も無駄に待たされた」という具体的な言い方をすることです。

そうすることで、相手は自分の非を認めやすくなります。


私はこの本を読んでから、怒り方の3つの基本を意識して実践しています。

その結果、相手とのコミュニケーションがスムーズになりました。

また、自分も怒りの感情に振り回されずに済むようになりました。

ポイント3:筆者の伝えたいメッセージ


最後に紹介したいポイントは、筆者の伝えたいメッセージです。

この本の筆者である伊藤拓先生は、精神科医として20年以上にわたり、のべ5万人以上を診てきたそうです。

その経験から得た知見やエピソードを本書に盛り込んでいます。

筆者はインタビュー記事で、

「怒りは悪い感情ではありません。生き残るために必要な感情です」と語っています。

しかし、「怒りをコントロールできないと、人間関係や健康に悪影響を及ぼします」とも言っています。


筆者が伝えたいメッセージは、「怒りを否定せずに受け入れること」と「怒りを上手にコントロールする方法を身につけること」だと思います。


私はこの本を読んでから、自分の怒りを認めるようになりました。

そして、怒りをコントロールする方法も学びました。

そのおかげで、自分も相手も幸せになれるような怒り方ができるようになりました。

この本は、怒りという感情に悩んでいる人や、人間関係を円滑にしたい人におすすめです。

この本を読めば、あなたも後悔しない怒り方ができるようになるでしょう。

この本は下記リンクから購入できます。ぜひ一度読んでみてください。