前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその13である。
「睡眠制限法」で睡眠時間を短縮し深い眠りを得ることにした。実際にやってみると、カラダがしんどく辛いものだということがわかった。
<目次>
1.眠りが深まるには少し日数が必要
睡眠制限法により、30分、1時間と就寝時間を遅らせ、布団の上にいる時間の短縮化に取り組みだした。これで、カラダの持つ復元力を発揮させるのが狙いであるが、すぐに順応するものではない。
睡眠が足りずカラダがしんどい状態を、数日我慢することによって、カラダが本来持っている本能を立ち上げていく時間が必要である。
もともと、熟睡感が得られず深い眠りを欲していたところに、さらに睡眠時間の短縮が加わる。まだ、深い睡眠を得る力は十分ではなく、夜中や早朝には目が覚めたり眠りが浅くなっている。そのため、起床時の「寝足りない感」は以前にも増して感じるようになった。日中、仕事をしていてもカラダがしんどくて横になりたいと思うくらいだ。特に午後からタ方にかけ、しんどさが増していく。
2.慣れるまでは、しんどくて辛い
以前であれば、こういう日は早めに帰宅して、早めに就寝して寝てしまうことでカラダの疲れをとっていた。
しかし、睡眠制限法では、早く眠ってしまいたい気持ちをグッと抑えて、決められた時間まで、何とか起きて過ごす。カラダが元気であれば起きていることも何ともないのであろうが、とにかく休みたいと願っている状態で起きているのは、思ったより辛いものだ。
読書するような集中力はなく、かろうじてテレビを見ることができる程度である。カラダが、しんどいので見ていてもぜんぜん楽しくない。自分で決めた就寝時刻まで何とか起きているのが精いっぱいの感じである。
この状態で布団に入るので、寝つきはさすがに早いものだ。朝までぐっすり深く眠れるといいなあと思うのだが、やはり夜中と早朝に目覚めてしまう。日によっては以前と同じく、夜中に目が覚めたあと、なかなか寝付けない日もあった。
3.あきらめずに踏ん張る
どうやら睡眠を維持する力は、すぐには発揮されないようだ。
「不眠克服」ワークブック」にも睡眠制限法は最初の1週間が辛いと書いてある。連日、カラダがしんどいと、もう睡眠制限法は放棄して早めに寝てしまおうかと考えてしまう。
しかし、今まで、熟睡感が得られずカラダの疲れが抜けず悩んできた。今、踏ん張って自分の身体が本来持っている、復元する力を強めていきたい。その決心が強いため、脱落せず我慢して続けることにした。 この記事を書いている時点で睡眠日誌を付けて10日目、睡眠制限法を開始して5日目である。
「「不眠克服」ワークブック」は8週間やりきることで、効果を実感できると書いてあり、実際に多くの患者さんで実績が確認されているとのこと。「疲れているから、早めに横になりたい。朝はもっと横になっていたい」との心の叫びを感じながらも、今、踏ん張って熟睡できる力を身に付けるのだと言い聞かせている。
今後もこの睡眠制限法で眠りがどう変化していったかは記事で書いていこうと思う。8週間やりきった後に、「眠りが深くなった」と報告できるようになりたいものだ。
(「実録 心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)