人生にはいろんな時期がある。手詰まりを感じたり、閉塞感を覚える時期もあるだろう。
そういう時期に、何をやっていいかわからず、「何だか手に着かない」感じを覚える人も多いと思う。
私は、そういう時は、日常のルーチン作業を丁寧にこなすことを心がけている。
<目次>
1.人生には順風ばかり吹いていない
人生には、いろんな局面、時期というものがある。歩みが順調で、やっていることに大きな迷いを感じない時期。それは自分では気がつかないが、後ろから背中に向けて「順風」が吹いている時期である。しかし、風向きは一定ではない。正面から逆風が吹いたり、横風に足を取られそうになったり、まったく風がない時期があったり、いろいろである。
人生の歩みが足踏みするようになると、日常生活の中で手詰まりを感じたり、閉塞感を感じ、息苦しく感じるものだ。
こういう時期は、「何かをやらねば」という焦燥感は強いものの、何をやっても「手に着かない」感じで、頑張りが空振りとなり疲ればかり溜まりがちである。
2.焦りを抑えて、日常のルーチンに目を向ける
気が焦っていると、目の前のことに集中できず、うまく行かないことが多い。身体で言えば、炎症を起こしてしまっているようなもので、まずはそれを鎮静化してから、原因を探して対処をしていくべきだ。
まずは無駄な焦燥感を抑えないといけない。そんな時に私は、日常のルーチン作業を丁寧に徹底的にやることにしている。
例えば、毎日やっている筋トレ。できるだけ正しく大きなフォームで、ゆっくり実施する。やっているメニュー、回数は変えないのだが、筋トレはゆっくりやることで負荷を強めることができる。また、ストレッチについても、普段以上に伸ばすところに意識を集中して、少し長めにひとつひとつの動作を丁寧にこなすようにする。
こうした身体を使った動きに意識を集中して取り組むことで、気の焦りが解消される。頭の中で空回りしている思考が、身体を動かすことによって、落ち着きを取り戻すようだ。
3.自分の中で「正義」と思えるルーチンをいくつか用意しておく
気が急いて焦りを覚えたり、何をやっても落ち着かないという状態は、日常生活の中で不意にやってくるものだ。
そういう時にそなえ、上記の筋トレやストレッチのように、身体の動きを伴うルーチン作業をいくつか用意しておくとよい。単純で簡単な作業の方が適している。できれば、それをやることが、自分にとって正しいと思えること、いわば「自分の中で正義だ」と感じることであれば、なおよい。おすすめは筋トレ、ストレッチのほかに掃除系の作業とかである。
お風呂のタイルを磨いてみる、自分の革靴を磨いてみるなど、「磨く系」作業もいいだろう。割合、単純な動きの繰り返しだが、目の前の作業に没頭できるという種類のことをメニューとして準備しておくと、手詰まり感、閉塞感から抜け出すきっかけとすることができる。
4.まとめ
・人生にはいろんな時期があり、追い風でない時期は無駄に焦りを感じてしまう。
・焦燥感が強いと、やることが手に着かない感じとなってしまう。
・焦りを抑えるには、日常のルーチン作業を丁寧にしっかりやるのがおすすめだ。
・特に、身体を使った作業に集中するのがよい。普段から、自分にあったルーチンをいくつか用意しておくとよい。
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