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「本を薦める」ということについて

私は読書が好きで、いい本との出会いを楽しみにしている。

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自分でよかったと感じた本を、他の人にも薦めてみたいとも思うが、共感してもらえるか確信がなく二の足を踏んでしまう。「本を薦める」とはどういうことなのかを考えたい。


<目次>

1.「本」の好みは多様で極めて個人的なもの

本屋に行くと、実に多種多様な本が何万冊とあることに驚く。自分とは縁がないジャンルもあるし、同じテーマであっても複数の著者からいろんな本が出版されていることに気づく。
本の価値は、極めて一人一人の個人的感覚に左右されるものである、ある人にとってベストな一冊でも、感性の違う他人が読むと何も感じないことも多い
小説など文芸の分野では、感じ方、受け止め方の違いで、その本への評価はずいぶん異なるだろう。

2.自分が薦める本が気に入ってもらえるとは限らない

本への評価は、読む人個人の感じ方によって大きく異なることを踏まえると、自分が気に入った本について、「万人受け」するのだろうかと考えてしまう
私自身の感じ方、価値観について、世の中の主流のそれとは乖離があるだろうと感じてきていることもある。マイナーな考え方をするマイナーな人間が、「お薦め本」を紹介しても、多数の人に読んで満足してもらえるとは限らない。そう考えると、本を薦めることに二の足を踏んでしまう。実生活でも他人に本を推薦することはまずしない。

3.「本を薦める」ということは、「自分がどんな人間か」を説明すること

ブログを書くようになって、「本を薦める」ことに対して少し考え方が変わってきた。どんな本を読んで、どう感じたかを情報発信することは、本を説明すること以上に、自分という人間を語ることになるのだと思うようになった。ある一冊の本を取り上げて、感想を述べるということは、自分がどういう価値観で、ものごとについてどんな感じ方をするのかをオープンにすることでもある。そう考えると、自分が推薦した本が「一般受けするかどうか」を気にすることなく、自分の考え方、感じ方をアウトプットする手段として書評を活用してもいいと思う。
本ブログでも、いろんな本についても書いていきたい。

4.まとめ

・「本」の好みは、個々人の感性により違い多種多様である。
・自分でよいと思った本が、他人にもよりと共感してもらえるとは限らない。
「本を薦める」ということは、自分の価値観、感じ方をオープンにすることでもある。
・書評は、自分の考え方、感じ方をアウトプットする手段ともなる。


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