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「自己承認欲求」を原動力にして、自己表現、情報発信を上手に行う方法。

「他人に自分のことを認めてもらいたい」自己承認欲求は人間の本能的な欲求の一つである。

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しかし、過剰な「自己承認欲求」は人から「面倒くさいヤツ」と思われる要因ともなるので、ネガティブな取り扱いを受けることもある。「自己承認欲求」を上手に原動力として活かし、自己表現や情報発信を行う方法について考えてみた。

<目次>

1.人間、誰しもが持つ「自己承認欲求」

人間にはいろいろな欲求がある。食欲、睡眠欲といった生理的本能に基づく欲求から、社会的な生活を営む上で理想の自分を実現したいと願う欲求まで、さまざまな欲求が我々には備わっている。
その中で「他人に自分を認めてもらいたい」という自己承認欲求は赤ん坊のときからついて回る欲求である。マズローが唱えた「欲求5段階説」でも、最高位レベルの「自己実現の欲求」に次ぐレベルに「承認の欲求」を位置付けている。


2.独りよがりの「自己承認欲求」は敬遠される。

赤ん坊は自我が育ってくると、周囲に自己を認めてもらいため、反抗期に入り、泣きわめいたりする。まだ、自分を認めてもらうために、どのように主張したらよいかを知らないため、「イヤイヤ」をすることで、自分の存在をアピールしているのだ。
大人になっても、「自己承認欲求」が強すぎる人は、相手にかまわず主張したり、自慢話を続けたりするので、次第に周囲に敬遠されることにまる。SNSが普及した現代では、自己承認欲求が強すぎる投稿は「うざい」と叩かれることもある。過剰に承認を求める行動はネガティブな印象を生む要因となっている。

3.「自己承認欲求」をうまく「変換」して自己表現や情報発信に活かそう。

それでは「自己承認欲求」は抑制し目立たないようにするのがいいのだろうか。
私はそうは考えない。「自己承認欲求」は優れた自己表現や情報発信の原動力になると考えるからだ。古来からの優れた芸術表現(絵画や文学作品など)の制作動機の一つとしてもあげられる。ただし、優れた作品では、「自己」をそのまま垂れ流しにしているのではなく、他人の共感を得るため、一定の普遍性を担保した上で、高度な表現として変換されていると感じる。
自分の「自己承認欲求」を上手な自己表現や情報発信に繋げていくには、独りよがりな自分本位の独白にとどまらないよう注意が必要だ。情報の受けてが満足したり、感動したりするには何が必要かということも踏まえ、「自己表現」に一段「変換」をかける工夫が必要になるだろう。

4.まとめ

・「自己承認欲求」は人間の基本欲求の一つである。
SNS時代の現代では、独りよがりの自己承認欲求は敬遠される傾向にある。
「自己承認欲求」に一段「変換」をかけ、受け手に伝わる客観的表現を行うことで、優れた自己表現、情報発信の原動力とすることができる。


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