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「ちくわ」について

「ちくわ」は私の好物の一つである。

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今回はいつもとは趣きを変えて、好きな「ちくわ」について、自分の思いを書き出してみることにした。
Webなどで調べたりするのではなく、素のままに「ちくわ」について語ることで、「私」自身についても何か浮き彫りになるのではないかという試みでもある。


<目次>

1.ちくわと私

ちくわが好きである。好きではあるが、例えば、全国の名物ちくわを食べ歩いたり、ちくわに関する個人のホームページを作って情報発信したりするような「ちくわフリーク」的な嗜好はない。ただ、スーパーで売っているような袋に入ったちくわを買って、休日などに何気なく食べるのが好きといったタイプである。
スーパーでは3本180円程度の「太ちくわ」が売られている。あれをよく買う。ときどき「20%OFF」のシールが貼られている。賞味期限が2〜3日のものであるが、すぐに食べたいので、見つけたらつい買い物かごに入れてしまう。
私とちくわの間の関係性は以上のようなものである。

2.ちくわの味わい

ちくわは穴が空いていて土管のような形状をしている。袋から取り出してナイフや包丁で切ったりする必要もなく、手軽に食べることができる。
ちくわを口にいれると、まずは外側の焼き目の部分が歯ごたえ、舌触りとして感じられる。
少し乾いた「皮」的な感覚と「焼き」が入った香ばしさ的な味わいを一瞬感じる。その次に白い身の部分に歯ごたえを感じる。決して硬くなく、それでいてふにゃふにゃと頼りないやわからさではない。いい感じのソフト感である。そして噛み進めると真ん中の穴の部分を感じる。いい具合に、ちくわを噛む力がリリースされる。味とともにこの食感がちくわの魅力である。

味についてであるが、適度な塩加減と白身さっぱりとした味わいが好きである。過度に主張することはない「俺はちくわだぞー」という叫びではなく、「私は値段相応に、穏健にやっていますから」といった態度である。そこらへんが、キャビアやフォアグラ、トリュフといった外国勢とは違う日本的な「わび、さび」を踏まえた味わいだと思う。

そんなちくわが好きなのである。

3.ちくわに望むこと

私がちくわに望むことは、今後も安定的に同じ味わいを楽しみたいということである。つまり現状維持を望みたい。
ちくわは、例えばタピオカのようにブームになって脚光を浴びるのは似合っていないと思う。都会の一等地に「ちくわショップ」ができて行列しないと買えない、そんなちくわになってしまうのは嫌だ。気軽にスーパーで買える存在でいて欲しい。また、有名ブランドとコラボして、小洒落たパッケージに入ったちくわも、何か見たくない。変に味を工夫したり(例.レモン味、ソーダ味、カレー味など)や、何か別のものを入れたり(例 .ナッツ類)するのでなく、素のままでいて欲しいと思う。
そんなちくわとの「ステディ」な関係を今後も続けられたらと思う。

4.まとめ

ちくわが好物である。スーパーで売っている「太ちくわ」を手軽に買う。そういった関係性を保ってきた。
・ちくわの形状からくる食感、主張しすぎないが安定した味わいといったところが好きなポイントだ。
・ちくわには、今後も安定して同じく味わえることを望む。妙に脚光を浴びたり、色気を出してバリエーションを考えたりというのはちくわには似合っていない。



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