「ライフスタイル」という言葉をよく耳にし、また意識するようになってきた。
昔からある言葉であるが、具体的に何を表しているのだろうか、ということを自分なりに考察してみた。また、今後この「ライフスタイル」について、どのように考えていくかを整理したい。
<目次>
1.「ライフスタイル」という言葉が表すもの。
「ライフスタイル」という言葉をよく耳にするが、指し示す範囲は大きく、あいまいな部分も多いと感じる。
広辞苑で調べてみると「生活様式、特に趣味・交際などを含めたその人の個性を表すような生き方」と書いてある。一般的には、個々人単位での生活の仕方や趣向を説明する時に使われるのだと思う。また「生き方」という少し人生論的な精神的議論よりは、住んでいる家のタイプとか、生活で使っている道具などモノに関して説明するときに使われている。
2.「ライフスタイル」を広義でとらえてみる。
「ライフスタイル」という言葉をもう少し広義で捉えてみるならば、その人の生活様式を選択している価値観や人生の中での優先順位付け、それらを支えるアイデンティティといったことまで含めることができるだろう。
個々人のライフスタイルを左右する要素として、その人が「何に関心・興味」を向けているのか、そして対象から「何を喜び」と感じ取っているのかという対象の選別が重要だ。
また、そういった個人の趣向を支える生活環境上の要件、例えば住んでいる地域や家族構成、収入源や自由になる時間の多寡なども大切な要素である。
われわれは生活上の要素で、個人の感じ方にしたがい、自分の理想とする生活スタイルを目指しながら生活を営んでいる。生活上のすべての行動、すなわち買い物などの消費行動や、余暇の過ごし方、家事や自分のためのメンテナンス行為などの有り様も「ライフスタイル」の言葉が指す範囲だと言える。
3.理想とする「ライフスタイル」を実現していくには。
自分らしい「ライフスタイル」を追求していくには、どのように行動していくのがよいだろうか。
まず自分の理想像というものが具体的に描かれているとよい。イメージがないものは実現することができないからだ。自分が「何から喜び」を感じ取るのか、何に関心を持っているのかという自身の感性を見つめ直すとよい。自分の嗜好は自分で把握することが大切で、これが人のモノマネであったり、雑誌などの受け売りであると、いつまでたっても自分なりの「ライフスタイル」像が見えてこない。また、自分の生活上の環境要件、すなわり年収であったり、自分の年齢といった前提を把握し、制約となる条件を認識するべきだ。いくら理想を持っても現実味がなければ意味がない。
その上で日々の生活行動を具体的にどう変えていけば、自分の思い描くライフスタイルになっていくのか。それを意識しながら、少しづつ自分好みの生活を営んでいけばよいだろう。
今後、このブログでも「ライフスタイル」についての提案もしていきたい。