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「自己肯定感」を引き上げるためには、自己の理想像を見直すとよい。

ポジティブな生き方をする上で、「自己肯定感」の向上が重要だとよく言われる。

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自己肯定感を引き上げるためには、自分を褒めたり、ポジティブな考え方をすべきとよく言われる。しかし、自己肯定感が低くなる原因は、自分の理想像と現実の自己評価のギャップに拠るところが大きいため、自分の理想像を見直すことをおススメする。

<目次>

1.自己肯定感が低い状態とは

生活の中で何か思い通りにいかず、「自分は何をやってもうまくいかない」と思い込むと、「自分はダメな存在」なのだと感じるようになってしまう。自信がなくなり、普段の言動からも覇気が失われる。そういう態度は周囲からの評価も下げてしまい、ますます自己評価を下げていくことになる。このネガティブな悪循環に陥ると自分という存在が疎ましく思え、自己肯定感が低くなっていく。
自信を持って活き活きと生きていくためには、このような状態を克服することが望ましい。

2.「自己肯定感の低さ」が発生するメカニズム

「自己肯定感」を引き上げるには「自分を褒めること」「できない自分についても認めてあげること」が大切だと言われる。しかし、やみくもに自分を褒めても、自信につながっていくとは思えない。
そもそも「自己肯定感の低さ」が発生するメカニズムを知ることが、解決の道へとつながる。
人はそれぞれ「理想とする自己像」というものを持っている。その理想像と現実のギャップこそが「自己肯定感の低さ」として表れるのである。

3.理想の自己像を引き下げ、現実を受け入れよう

自分の理想像が高い人、すなわち頭の中で「自分は他人に認められ、社会的な地位も高いところにいるべき人物なのだ」と思い描いている人は、必然的に現実と自分との間にギャップを感じることになる。そのギャップを分析し、理想に近くよう努力することはよいことだ。ただ、ギャップが生じている理由を環境や他人のせいにして、言い訳ばかりしていると「どうせ自分は何をやってもうまくいかない」という思考に陥り、自己肯定感は下がっていく
理想の自己像を高く位置付けるよりは、現実を受け入れ、今の自分から将来に向けて伸ばしていける部分を見つけるという思考方法を身に付けるとよい。
無理に「自分を褒めたり認めたり」するよりも、結果的に自己肯定感を引き上げることができると考える。

4.まとめ

「自己肯定感が低い」状態とは、自分の行動に自信が持てず、自己の存在が疎ましく感じてしまう状況である。
・そもそも「自己肯定感の低さ」は、理想の自己像と現実の自分との間にギャップがあることから発生する。
・自己肯定感を引き上げるには、理想の自己像を高く位置付けるのではなく、現実を受け入れること、地道にやれることをやるという方法が効果的である。


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