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旅行の満足感を高めるプランニング。時には「引き算」の発想も。

忙しい日々から一時抜け出して、非日常を味わいたい。旅への誘いを感じたら、計画を立ててみたい。
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いざ、旅先について調べだすと、魅惑的な観光地の情報にワクワクするものだ。しかし、あちらもこちらもと行く先を積み込みすぎて「旅行疲れ」となった経験はないだろうか。
そういう場合は、「自分にとっての旅行の意味」を明らかにしておくと、旅の満足が高まる

<目次>

1.情報過多から詰め込み過ぎになっていないか。

旅行について調べることは楽しいものだ。今は観光情報を、ふんだんに手にすることができる。旅行のガイドブック、ウェブで得られる情報は多様で読んでいるとワクワクしてくる。きれいなカラー写真による紹介を読むと、あちこち全部見て回りたいという気持ちになるものだ。

そして、やりたいことがいっぱいの状態で旅に出る。旅行前に候補に挙げた観光地やグルメなど、目一杯楽しもうと頑張ってしまう。「せっかく、旅に出て、ここまで来たのだから」と。

夢中にあちこち動いた後、帰途に着くあたりで、ふと旅行を振り返り「旅から得たもの」について思いを巡らせた経験はないだろうか。
いろいろ回ったことでのコンプリート感は得られたかもしれないが、ゆとりを感じたり、自分を見つめ直す時間は十分にとれただろうか。「旅行から得られる本当の満足感」とはどういうものだろうかと少し考えることもあるのではないか。

2.旅行に求めるものの変化に気づく

自分について言えば、年齢が上がり、旅に対して求めるものが変化してきたのかもしれないと思うようになった。以前は、好奇心にまかせて、観光ガイドに載っている名所を訪問していくのが楽しかった。ドライブそのものも好きで、いろいろな道を運転すること自体を楽しめたものである。

今は、どちらかというと、移動時間は短くして、温泉に浸かってぼーっとしている時間などに満足を感じるようになってきた。

また食事の量が減ってきたことにより、朝、昼、夕と3食をグルメ三昧で楽しむのも胃腸に疲れを感じるようになった。毎晩連続での夕食は不要で、むしろ胃腸を休めるため、ごく軽食で済ませる日も作っておきたいと感じるようになってきた。

3.旅行のコンセプトを明確化し、「引き算」をする。

以上のように、年齢を重ねライフステージが変わると旅行に求めるものも変化するものだ。体力的な問題もあるし、興味を持つ対象も移り変わる。

そのため、自分のライフステージ、置かれているコンディションに照らし合わせて、今一度、旅に求めるものを整理するとよい。家族旅行の場合は、計画に先立ち、家族で旅のコンセプトのすり合わせをするとよいだろう。

ほんの少し、旅についての考えをまとめることで、自分たちが欲しているものが見えてくる。やりたいことがわかったら、旅先でやることのメニューは思い切って絞ってもよい。「引き算」の発想で、やることを絞ってプランニングすることも一考したい。

4.まとめ 求めるものの変化に気づいて、絞り込みを行おう。

自分たちの趣味趣向、旅行に求めるものは、ライフステージやその時におかれた状況によって変化するものである。変化に自覚的になり、旅のコンセプトを明確にすることで、旅行での満足感は増すだろう。旅行を計画する際は、目的に応じて、やることを「引き算」で絞ってみることも、よいかもしれない。