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「新書大賞 2020」こんな新書に注目。読んでみたいリスト。

中央公論で毎年発表されている新書大賞

中央公論 2020年 03 月号 [雑誌]


中央公論3月号で「新書大賞 2020」が発表されていたので、注目の新書をピックアップし、「読んでみたいリスト」を作ってみた。

<目次>

1.新書大賞とは

新書大賞とは、総合誌中央公論」で毎年3月号で企画されているもの。前年1年間に発刊された新書の中から、書店員、書評家、各社新書編集部、新聞記者等に投票形式で順位を決めるもの。2008年から実施されている。

中央公論社 新書大賞特設ページ

2.「新書大賞 2020」1位〜20位のリスト

2019年度に出版された新書でこの投票で1位〜20位になった本は以下の通り
*括弧内は私の備忘メモである。

1位 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)
(筆者は学者であるとともに、ペンネームで戦記物を書いている小説家だそう。)
2位 ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
(非行少年の中には「境界知能」の人が多く、反省の気持ちを抱くことが難しいそう。)
3位 教育格差 (ちくま新書)
(「生まれ」による教育格差は事実としてある。それを知った上で、現実的な対応が必要。)
4位 日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書)
(分厚い新書であるが、読んでみたい。日本社会の雇用慣行が社会の仕組みを規定している。)
5位 「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
行動経済学の観点。まだまだ男性中心社会である日本の問題点を知る。)
6位 幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書)
(個人の信用スコアの普及等、プライバシーより安全を中国人はなぜ重視するのかを知ってみたい。)
7位 女性のいない民主主義 (岩波新書)

8位 資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
(注目の哲学者マルクス・ガブリエルが3人の知識人との対話を通じて未来を語る。)
9位 一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
(最後の数ヶ月を追ったドキュメンタリーを見て関心を持った。)
10位 オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史 (中公新書)
(600年の歴史を概説。あまり知らない歴史なので興味深い。)
11位 ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書)
新反動主義、加速主義といったことに関心があるので読んでみたい。)
12位 不道徳的倫理学講義: 人生にとって運とは何か (ちくま新書)

13位 ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書)
移民問題
14位 進化の法則は北極のサメが知っていた (河出新書)

15位 上級国民/下級国民 (小学館新書)

16位 社会学史 (講談社現代新書)

17位 ゲノム編集の光と闇 (ちくま新書)

18位 AIの時代と法 (岩波新書)

19位 老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)

20位 流言のメディア史 (岩波新書)

3.ランク外での注目新書

上記の1位から20位にランクインした新書以外でも、投票参加者からおすすめの新書が紹介されてる。そのうち、私が気になったものの備忘リストが以下のもの。

承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 (中公新書)
後鳥羽院は多芸多才を誇る「偉大な帝王」であったとのこと)
ヨーロッパ近代史 (ちくま新書)
(「宗教と科学」という二つの要素が「個人」という概念を育てヨーロッパの発展の基礎となった。)
ブルボン朝 フランス王朝史3 (講談社現代新書)
(読みやすい語り口なので、厚さの割に読みやすい。)
住職という生き方 (星海社新書)
(現代における「伝統仏教」の価値を説く。)
パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市 (星海社新書)

日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 (中公新書)
(歴史や事例からではなく、データと制度から読み解く)
新宿二丁目 (新潮新書)

ルポ トランプ王国2: ラストベルト再訪 (岩波新書)

ネットは社会を分断しない (角川新書)
(ネット利用者は多様な考えに接することで、穏健な方向にシフトしているとのこと。)
イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観 (河出新書)
(日本人にとって「イスラム教徒と共生するには」。4原則を示す。)
日本近現代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ (中公新書)
(14のテーマを其々の専門家が説く。)
ヒトラーの時代-ドイツ国民はなぜ独裁者に熱狂したのか (中公新書)

行動経済学の使い方 (岩波新書)
(個人の自由な選択を尊重しながら、より良い意思決定を導くための仕組みづくり。)
発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)
ルポライターの立場から、取材をもとにリアルに描く。)
日本の「中国人」社会 (日経プレミアシリーズ)
(在日中国人人口は高知県と同じくらい。中国人はマスコミより口コミやSNSを信じる。)
日中の失敗の本質-新時代の中国との付き合い方 (中公新書ラクレ)

「カッコいい」とは何か (講談社現代新書)
(具象と抽象の往復運動により概念の正体が見えてくる。)
高倉健の身終い (角川新書)
(ミクロから見た高齢化社会のあるべき姿)
ノモンハン 責任なき戦い (講談社現代新書)
(愚行の検証)
ぼくたちの離婚 (角川新書)
(男性視点で語られた離婚)
韓国 内なる分断: 葛藤する政治、疲弊する国民 (平凡社新書)
NHKの元ソウル支局長による冷静な分析)
教養としてのヤクザ (小学館新書)
(対談本)
マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する (NHK出版新書 569)

資本主義に出口はあるか (講談社現代新書)
(最近の新書にしては少し難しめ)
1971年の悪霊 (角川新書)

アンダークラス (ちくま新書)
(人口930万、平均年収186万円)
東京格差 (ちくま新書)
(格差の深刻さは大都市にある)
おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 (幻冬舎新書)
(ライフスタイルの変化を読み解く)
現代美術史-欧米、日本、トランスナショナル (中公新書)

ネトウヨとパヨク (新潮新書)

藩とは何か-「江戸の泰平」はいかに誕生したか (中公新書)
(江戸時代の城下町の構造)
フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」: 60年の記憶 (岩波新書)

アメリカ人のみた日本の死刑 (岩波新書)
(とても静かにかかれているとの評)
隠された奴隷制 (集英社新書)
(「自由な時間」を限界まで奪われた現代人の大半にとって「自分の時間の主人公になること」が隷属からの解放なのだ。)

4.まとめ

こうしてみると、1年間にずいぶんたくさんの新書が発刊されていることがわかった。この中の何冊かはぜひ読んでみたい。

〜こんな記事もあります〜
s-labo.hatenablog.com