前回記事「「新書大賞 2020」こんな新書に注目。読んでみたいリスト。」を書いたが、併せて紹介されていた歴代の新書大賞一位の新書と立命館アジア太平洋大学学長 出口治明氏が選ぶ新書を今回紹介する。
1.2008年ー2019年の新書大賞(一位)の新書
2008年 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
2009年 ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
2010年 日本辺境論 (新潮新書)
2011年 宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
2012年 ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
2013年 社会を変えるには (講談社現代新書)
2014年 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
2015年 地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)
2016年 京都ぎらい (朝日新書)
2017年 言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
2018年 バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
2.出口治明氏が選ぶ年度ごとのベスト
2008年 満州事変から日中戦争へ―シリーズ日本近現代史〈5〉 (岩波新書)
(日本にとっての第二次世界大戦の発端は1931年の満州事変にあり。)
2009年 アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)
(日本にはアフリカに関する知識・情報が少ないので読んでおくべき。)
2010年 戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)
(ずば抜けて優れた本である。)
2011年 宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
(難解な対象を面白く解説している)
2012年 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~ (光文社新書)
2013年 田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像 (中公新書)
(丁寧に描かれている。戦後日本の問題点をあぶり出している。)
2014年 (株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
(光と影の落差が非常に大きい実態を書く。)
2015年 昆虫はすごい (光文社新書)
(あらゆる生物に関心を持つきっかけに。)
2016年 骨が語る日本人の歴史 (ちくま新書)
(江戸時代末期が日本人の身長がもっとも小さかった。)
2017年 保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日本まで (中公新書)
(保守本来の考え方を説く。)
2018年 ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く (岩波新書)
(これこそがジャーナリズムの仕事。)
2019年 陰謀の日本中世史 (角川新書)
(歴史の俗説に対し、アカデミズムの立場から解説。)
2020年からちくま新書で始まった世界哲学史(全8巻)も注目。
世界哲学史1 (ちくま新書)
3.まとめ
新書と一口にいっても、いろんなジャンルの本が出されており興味深い。ここであげた新書はいくつか手にとって感想も書いてみたいと思う。
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