読書体験から豊かな人生を

読書体験から、新たな人生価値を見つけましょう

面白い本に出会いたい。本選びで工夫していること、したいこと。

子どもの頃から読書が好きであった。今まで一番長く続いている趣味だと言える。
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読書の楽しみは、やはり面白い本との出会いである。
ただ、最近は実用書を中心に、よく似た内容の焼き直しだと感じることも多くなった。
本選びを工夫することで、未知の面白い本にまだまだ出会えるのではないか。
今回は、今までの本選びのやり方を振り返り整理した上で、今後、工夫して加えていきたいことをまとめたい。

1.今はこうやって本を選んでいる

長年の読書習慣で、自分なりの本の探し方というものがあるように思える。普段は、あまり意識していないが、この機会にリスト化してみた。

(1)本屋さんで手に取ってみる。
外出したときの立ち寄り先として本屋さんがあげられる。近年、本屋さんがだんだんと減ってきた。残念な限りである。
本屋さんで平積みされた本のタイトル、ブックカバーのデザインなどで気を引いたものを手に取る。パラパラとめくって、レイアウトや紙の感触などを確かめて、「面白そう」と感じた本を読むことにする。

本は書かれている中身ももちろん大切だが、「物質」としての魅力も読書の関心を持つ大きな要素だと思う。洗練されたブックカバーデザイン、すっきりとした読みやすいレイアウトなど、作り手の熱意やセンスを感じ取れる本に惹かれるのだと思う。

(2)雑誌の書評欄を参考にする。
ビジネス誌総合誌の書評欄を読むのが好きだ。上手に書かれている書評を読むとその本を読みたくなる。未だ読んだことのない著者、あまり知らない分野の本を知るきっかけになっている。

(3)本屋さんでもらう書評誌
大型書店に置いてある無料の本の紹介誌。ジュンク堂だと「書標」、紀伊國屋だと「scripta」、あと出版社の紹介誌も置いてある場合があるのでもらって帰る。新刊書の紹介がされているので、興味を持った本をチェックしている。

(4)総合誌を読んで、興味を持った書き手の新書などを読む
文藝春秋」「中央公論」「世界」などの総合誌を読んで、興味深い視点を持っている書き手をチェック。総合誌に寄稿している人は、より詳しく書かれた新書などを出していることが多いので、それらも読む候補としている。なお「中央公論」は毎年3月号で「新書大賞」の特集をしているので、新書選びの参考としている。

2.最近、感じている問題点

実用書を中心に、過去に読んだ本に出てきた話に似た内容や一般論を、繰り返し目にすることがある。読んでいて、つまらないと感じてしまう。
本を読んで残念だと思うのは、以下のような時である。
・既に読んだことがある内容の同工異曲で新しい発見がない場合。
・内容に深みがない。
・内容がジャンクである(あまりにも主張が偏っている、表現などが粗雑)。

原因としては、出版社がターゲットとした読者の想定レベルと自分がズレていることが考えられる。また、自分が本を選ぶ際に、既に知っている分野、テーマの中から選びがちということもある。

3.今後取り組みたいこと

上記の問題点への対策として以下の2点に取り組んでみたいと思う。

(1)web上の口コミを参考にしてみる。
読む候補にした本の想定読者レベルを知るのに有効だと考える。
口コミ評価をざっと読むことで、一般論をまとめることに終始している本や、自分が読もうとしているレベルと合致していない本は除外できると考える。
注意事項としては、web上の口コミには、少し変わった(偏った)見方で感想を書く人はいるようなので、あくまでざっと読んで感触を得る程度としたい。

(2)新しいジャンルの読書にチャレンジするために、ブックガイド的な本を読んで、知らないジャンルのおすすめ本も発掘していきたいと思う。

4.まとめ

読書は、面白い本を選ぶことが、とても重要である。面白ければ最後まで読み通せ、読後の満足感も得られる。
そのためには、本を読むこと以上の工夫と労力を、本を選ぶプロセスにもかけたい。
また、読んで得られたものをアウトプットすることも大切だと思う。自分の知識の整理、次に知りたい関心事項を具体化することに有効だと考える。なので、本ブログでも読書後の感想を書くようにしていきたい。