怒りは誰にでもある感情ですが、それが自分や周りにマイナスの影響を与えていませんか?
怒りの感情をコントロールすることは、ストレスや人間関係の悩みを解消し、より良い人生を送るために必要なスキルです。
しかし、怒りの感情のコントロールは難しいと思っている人も多いでしょう。
それは、自分の「怒りの癖」を知らないからです。
この記事では、アンガーマネジメントの第一人者である安藤俊介さんの著書「自分の『怒り』タイプを知ってコントロールする はじめての『アンガーマネジメント』実践ブック」を紹介します。
この本は、あなたの怒りの癖やタイプを診断する日本で初めての本です。
ウェブサイト上で「アンガーマネジメント診断」を受けると、あなたがどんな怒り方をしているか、どうすれば改善できるかがわかります。
この本を読めば、怒りの感情と上手に付き合う方法が身につきます。
この記事では、この本の内容や感想、著者について詳しく紹介します。
この本を読んだことで、私がどんな気づきや変化を得たかもお伝えします。
この本は、怒りに悩んでいる人や、自分自身や他人とより良い関係を築きたい人におすすめです。
本の内容
この本は、以下のような構成になっています。
- 第1章:アンガーマネジメントとは何か?
- 第2章:自分の「怒り」タイプを知ろう
- 第3章:自分の「怒り」タイプ別にコントロールする方法
- 第4章:相手の「怒り」タイプ別に対処する方法
- 第5章:アンガーマネジメントで人生が変わる
第1章では、アンガーマネジメントとは何か、どんな効果があるか、どうやって学ぶかについて説明されています。
アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで始まったとされる、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。
心理教育や心理トレーニングとして体系化されているので、老若男女を問わず、誰でも気軽に取り組めるものになっています。
第2章では、自分の「怒り」タイプを診断する方法が紹介されています。
ウェブサイト上で「アンガーマネジメント診断」 を受けると、あなたがどんな怒り方をしているかがわかります。
怒り方には、以下のようなタイプがあります。
- 爆発型:感情的になってすぐに怒りを爆発させるタイプ
- 抑圧型:感情を抑え込んで表に出さないタイプ
- 逃避型:感情を逃避して無関心になるタイプ
- 消化型:感情を消化してポジティブに変えるタイプ
この診断は、あなたがどのような怒りの癖を持っていて、ふだんから何に気をつけ、どう行動すればよいのかが簡単にわかるようになっています。
この「アンガーマネジメント診断書」は、あなたがこれから怒りの感情と上手に付き合うための航路図となります。
第3章では、自分の「怒り」タイプ別にコントロールする方法が紹介されています。
自分の怒り方に合わせて、以下のような方法が提案されています。
- 爆発型:怒りの感情を冷静に観察する、6秒待つ、深呼吸する、リラックスする、ポジティブな言葉を使う
- 抑圧型:感情を表現する、自分の気持ちを伝える、自分の権利を主張する、自己肯定感を高める
- 逃避型:感情に向き合う、問題を解決する、自分の責任を果たす、自分の目標を持つ
- 消化型:感情を受け入れる、感情を共有する、感情を活用する
第4章では、相手の「怒り」タイプ別に対処する方法が紹介されています。
相手の怒り方に合わせて、以下のような方法が提案されています。
- 爆発型:相手の感情を認める、相手の言い分を聞く、相手と距離を置く
- 抑圧型:相手の気持ちを引き出す、相手に理解や支援を示す、相手と協力する
- 逃避型:相手に関心や信頼を示す、相手に期待や要求を伝える、相手とコミュニケーションする
- 消化型:相手の感情を尊重する、相手と共感する、相手から学ぶ
第5章では、アンガーマネジメントで人生が変わるということが紹介されています。
アンガーマネジメントは、怒りだけでなく他の感情もコントロールできるようになります。
また、自分や他人との関係も改善されます。
さらに、自分の人生に集中し、目標や夢に向かって行動できるようになります。
本の感想
この本は私にとって目から鱗(ウロコ)でした。私は爆発型でした。
小さなことでイライラしやすく、周りに当たってしまうことが多かったです。
家族や友人とも喧嘩ばかりしていました。自分でも嫌だったけどどうしようもないと思っていました。
この本を読んで、「アンガーマネジメント診断」 を受けてみました。結果はやはり爆発型でした。
私は自分の感情をコントロールできないと思っていましたが、この本によって、自分の怒りの癖や原因を知ることができました。
そして、怒りの感情を冷静に観察する、6秒待つ、深呼吸する、リラックスする、ポジティブな言葉を使うという方法を試してみました。
すると、驚くほど効果がありました。怒りの感情が和らぎ、周りにも優しくなれました。家族や友人との関係も改善されました。私はこの本に感謝しています。
この本を読んで感動したもう一つの点は、相手の怒りタイプに合わせて対処する方法が紹介されていることです。
私は仕事で上司と衝突することが多く、ストレスを感じていました。上司は抑圧型でした。
感情を表に出さずに我慢しているので、何を考えているかわからないし、自分の意見も言えないと思っていました。
しかし、この本によって、抑圧型の人は感情を表現することが苦手で、自分の権利を主張することができないということを知りました。
そして、相手の気持ちを引き出す、相手に理解や支援を示す、相手と協力するという方法を試してみました。
すると、上司は少しずつ心を開いてくれるようになりました。
私も上司の考えや要望を聞くようになりました。仕事のやりとりもスムーズになりました。
本の背景や著者
この本の著者は安藤俊介さんです。
安藤さんは日本で初めてアンガーマネジメントを専門的に学び、実践し、指導している人物です。
安藤さんは元々教育関係の仕事をしていましたが、自分自身が爆発型だったことに気づき、アンガーマネジメントに興味を持ちました。
アメリカでアンガーマネジメントの資格を取得し、帰国後は日本でアンガーマネジメント協会 を設立しました。
安藤さんは個人や団体向けにアンガーマネジメントのセミナーやコンサルティングを行っています。
また、テレビや雑誌などでもアンガーマネジメントに関する情報発信や啓発活動を行っています。
安藤さんはアンガーマネジメントの普及と社会貢献に熱心に取り組んでいます。