最近、新しい映画館に行った。
設備が新しく、快適な環境の中、映画を楽しめた。昭和時代の映画館とは隔世の感じである。最近の映画館と昭和時代の映画館を比べてみようと思う。
<目次>
1.新しい映画館は快適である。
最近映画館に出かけて映画を見てきた。郊外にある商業施設に付属する映画館で、最近リニューアルオープンしたところである。いわゆるシネマコンプレックスという形態の映画館で、複数のスクリーンがあって、入場券売り場、入り口、ロビー・売店、映写室等を集約して共有する複合型施設であった。
以下のような点で大変快適であり、映画を楽しむことができた。
・一つ一つの座席がゆったりしていてリクライニングもできる。隣の席との間隔が広く圧迫感がない。
・入場券を買うときに、画面で空いている席を確認し、座席指定できる。
・スクリーンを見る角度が適切で、前の人が邪魔にならない。音響もよく映画に集中できる。
これなら、自宅でテレビ画面で映画を見るより、わざわざお金を払って映画館で観る価値があると思わせる充実ぶりである。
こういったシネコンは旧来の映画館の改装、大規模商業施設への併設などにより増えており、今では映画館全体のスクリーン数で9割近くを占めるほどになっているそうである。
2.昭和の映画館の思い出
私が小学生、中学生であった昭和時代は、映画館はこんなに快適ではなかった。座席は指定がなく、早い者勝ちで上映まで列を作って並ばなければいけなかった。座席の間隔も前後左右ともに狭く窮屈だった。
そういえば、子供の頃、こんな記憶がある。
真夏の暑い日に映画館に入った。満員の客入りだったが、通路に面した席に座れてほっとしたのも束の間、映画が始まってから遅れて入ってきた太った大人の男性が私の横にきた。やがて、その人は私の座席の手すり部分に強引に座ってきた。汗だくで体の臭いがひどく、映画に集中できず泣きそうになった。さらには徐々に体重を子供である私にかけてきて、最後に、「こら、退けー」と言って席を奪われてしまった。その後、半泣き状態で、立って映画を見たことを覚えている。
そのころに比べると、映画館もよくなったものだ。
3.新しい映像体験を楽しみたい
思えば、昭和の映画館の時代から30年以上が経過している。映画館は、いい方向に進化したサービスの一例だと思う。
シネコンは、映画館経営の観点からも、座席数の異なるスクリーンを複数設置していることから、作品の興行状況に応じて上映するスクリーンを変更する。同一作品の上映スクリーン数を増減するなど、弾力的な運営により座席稼働率を向上させるメリットがあるからだ。また、ショッピングセンターやレジャー施設などの商業施設に併設するシネコンは、相互に集客力を高める効果もある。
さらに、最近では、映像とともに、座席が動き、風、煙、香り、雨などが体感できる体感型シアターや、正面のスクリーンに加え、壁となる両画面にも映像が投影され、270度の視界すべてで映画を鑑賞することができるシアターもあるそうなので、新しい映像体験を目当てに新しいシネコンにも行ってみたいと思う。
4.まとめ
・最近の映画館は設備が進化しており、快適に映画を楽しめるようになった。
・昭和時代の映画館は、座席が狭くて、今と比べるといろいろ不便であった。
・映画館は30年以上の歳月の間に、いい方向に進化してきたと言える。
・体感型や超大型スクリーンを備えたシアターも登場しているので、新しい映像体験を味わいに行ってみたいと思う。
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