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耳毛、それは自分の年齢と向き合うためのパスポート

歳を重ねると「耳毛」が生えてくるということをご存知だろうか。
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耳から毛が生えてくるという事実を知っておき、その時が来たら、適切な「耳毛」ケアをやるべきである。
また、「耳毛」が生えてきたら、加齢による身体変化という不可避な現象に向き合っていくきっかけとしたいものである。

1.耳毛の存在を知って衝撃を受けた

私が「耳毛」の存在を知ったのは、10年ほど前、40歳前後の頃だったと記憶している。団体のバスツアーに参加した際、60歳代と思われるシニア男性複数の人の耳に黒くて太い毛が「もしゃー」と生えていた。
それまで「耳毛の存在」を知らなかったので、強烈な衝撃を受けた。「老いる」ことの一面を知らされたような気がした。

2.なぜ「耳毛」が生えてくるのか

その後、「耳毛」がとても気になり、ウェブで検索して、なぜ生えてくるのかを調べた。

そもそも、体中に産毛が生えている。ホルモンの働きにより、産毛が必要以上に太くなったり、長く伸びていかないようにコントロールされている。加齢に伴い、ホルモンバランスは変わってくる。すると、これらのコントロールが十分には行き渡らないようになる。その影響で、耳の産毛が太くなったり、長く伸びるようになり「耳毛」化するのだとわかった。
他に歳を重ねると、眉毛も長く伸びたりするそうである(村山富一元首相(リンク先はwiki)を思い浮かべる)。


加齢による自然な影響と知ったが、いつか自分も「耳毛」が「もしゃー」と生えるときが来るのかと思うと、耳の産毛が気になって仕方なくなった。そのような自分の耳を想像できない。いや、「耳毛」の存在を許せないような気持ちである。


おそらく、自分にとって「加齢による身体上の変化」を現実のものとして受け止める心の準備ができていなかったのだろう。そして、それに対する「怖れ」の象徴として「耳毛」を過剰に意識するようになったのだと思う。

3.50代に入り、ついに自分も「耳毛」の仲間入り

耳毛の存在を知ってから、約10年。いつしか自分も50代となっていた。毎朝、鏡で耳元を丹念にチェックしていたが、ついにポツポツと産毛が太く黒くなったものが出現するようになった。見かけたら「毛抜き」で抜き取っている。耳の中は自分では見えにくいので、しょっちゅう妻に耳を見てもらいチェックを怠らないようにしている。
自分だけで手入れする場合は、顔剃り用シェーバー(リンク先はamazon)などが便利だろう。

まだ、数は少ないが「ついに来るものが来た」という感慨がある。まだ「耳毛」の存在を肯定的には受け止めることができていない。

しかし、こういうことをきっかけに、「歳を重ねる」ということに、じっくり向き合っていく必要性を実感していかねばならないと思う。

4.まとめ

体質による個人差はあると思うが、加齢に伴い耳の産毛が太くなったり、長く伸びたりするのは自然現象のようだ。「耳毛」の存在を知り、自分にも生えてきたら、顔剃り用シェーバー(リンク先はamazon)を使うなどして適切に手入れをしていきたい。

また、「耳毛」が生えてきたら、加齢およびそれに伴う身体上の変化という事実を静かに受け止め、生き方のステージも変わってきたのだと認識したい。
人それぞれではあるが、ライフステージに応じた考え方、身体へのケアといったものがあると思う。そういった意味では「耳毛」は新たなライフステージへの「パスポート」でもあると言えるだろう。