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本当に休んでいますか? 心療内科医が教える心と体の回復力を高める本当の休み方

こんにちは、このブログにお越しいただきありがとうございます。私は本が大好きで、読んだ本の感想やおすすめを紹介しています。

今回は、心療内科医であり、『我慢して生きるほど人生は長くない』の著者でもある鈴木裕介先生の『心療内科医が教える本当の休み方』についてお話ししたいと思います。

この本は、私たちが普段「休み」と呼んでいる時間が、本当に心と体を癒やしているのか、という問いに答えてくれる一冊です。

私たちは、仕事や家事、勉強などの責任や義務から解放された時間を「休み」と呼んでいますが、それが本当に休みになっているとは限りません。

寝る、ダラダラする、スマホを見る、といった行動は、実は心と体にとって負担になっていることもあるのです。


では、どうすれば本当の休みがとれるのでしょうか。鈴木先生は、自分の身体のニーズを知り、適切な回復行動をとることが大切だと説きます。

そのためには、自律神経の働きやストレス反応の種類を理解し、自分がどのような状態にあるのかを把握することが必要です。

そして、自分にとって「安全」と「安心」を感じることができる環境や人と接することが、心と体を癒やし、回復させることにつながります。


この本を読んで、私は自分の休み方について見直すきっかけになりました。

私は、仕事が忙しいときは、休日に何もしないで寝て過ごすことが多かったのですが、それが逆に疲労感を増やしていたことに気づきました。

鈴木先生によると、私は「氷」のタイプのストレス反応を示しているので、寝るだけでは回復できないのだそうです。

私にとっての本当の休みは、身体を動かしたり、自分の好きなことをしたり、信頼できる人と話したりすることでした。


また、この本では、鈴木先生が提唱する「BASIC Ph」という考え方も紹介されています。

これは、自分の心と身体の状態を客観的に観察し、自分に必要なことを見極めるためのツールです。

Bは「呼吸」、Aは「注意」、Sは「感覚」、Iは「イメージ」、Cは「コミュニケーション」、Phは「自分らしさ」を表しています。

これらの要素を意識することで、自分の心と身体のバランスをとり、自分らしく生きることができるのだということです。


この本の著者である鈴木先生は、内科医として高知県内の病院に勤務した後、メンタルヘルスに深く携わるようになりました。

研修医時代に経験した近親者の自死をきっかけに、自分自身の心のケアにも目を向けるようになったそうです。

その後、医療広報や若手医療職のメンタルヘルス支援などに従事し、2018年には「セーブポイント 心療内科医が教える自分を守る方法」という本を出版し、ベストセラーになりました。

この本では、自分の心と身体の状態をチェックする方法や、自分を守るための具体的な行動や習慣を紹介しています。

鈴木先生は、自分自身の経験や、多くの患者さんとの対話から得た知見をもとに、わかりやすく丁寧に説明してくれます。


私は、この本を読んで、自分の心と身体のニーズにもっと気づくようになりました。

私は、仕事や家庭のことで悩んだり、不安になったりすることがよくあります。

そんなとき、この本の中で紹介されている「呼吸法」や「注意のシフト」を試してみると、心が落ち着いたり、物事の見方が変わったりします。

また、この本では、自分の感情や思考を言葉にすることや、信頼できる人と話すことの大切さも強調されています。

私は、以前は自分の気持ちを押し込めたり、人に相談しなかったりすることが多かったのですが、この本を読んで、自分の心を開くことのメリットを感じるようになりました。


この本は、心と体の回復力を高めるための実践的なヒントが満載です。

自分の心と身体の状態を客観的に観察し、自分に必要なことを見極めることができるようになります。

そして、自分らしく生きることができるようになります。

この本は、心と体の健康に関心のある方、自分の休み方に不満のある方、自分の心と身体のニーズに気づきたい方におすすめです。

この本は、下記リンクから購入できます。ぜひ、読んでみてください。