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実録心理カウンセリングを受けてみた その26 2回目の面談に行ってきた

前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその26である。

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前回の面談から1ヵ月が経過して、2回目の面談に行ってきた。その時の様子と感想を書きたい。

<目次>

1.2回目の訪問

前回面談から1ヵ月。その間、不眠症に対する認知行動療法にしっかり取り組んでいた睡眠全般に対する理解が深まり、不眠に対する考え方もだいぶ変わったと感じる。
カウンセリングを受けるためマンションの中にある事務所を訪ねる。2回目なので初回に比らべ慣れた雰囲気で行けた。何事も初回と2回目以降は緊張感が違うものだ。
カウンセリングの先生とも、初対面の時に比べると心理的に打ち解けた感じで話すことができた。自分の体調、こころの状態を改善していく上での応援者、アドバイザーという「味方」ができたと感じることができた。メンタルが弱っているときは、孤独感を感じがちであるが、カウンセラーなど相談者は存在自体だけでプラスに感じるものである。

2.2回目の面談の流れ

先生からは「前回面談から1ヵ月の間どうでしたか」と聞かれた。
私の方から、前回紹介された2冊の本(「こころが晴れるノート」「自分でできる「不眠克服」 ワークブック』を購入し、複数回読んだこと、まずは不眠克服ワークブックに書いてあることを忠実に実行していることを説明した。
そして4週間分の睡眠日誌を見てもらった。中途覚醒回数が減っていること、夜中に起きて再度入眠できない回数も減っていることを評価してもらった。
自分から「不眠、つまり眠りが浅くて日中しんどいと感じる期間が長かったので、熟睡感が得られるようになるまでは、結構期間がかかりそうだ」と見通しを述べると「そうですね」と同意された。
睡眠制限法は結構つらく感じているが、未だあきらめずに続けていきたいと伝えた。

3.自分の認知の傾向を深掘りする

次に、認知行動療法の話に移った。
今回の面談で、ワークショップ形式で一つの事例を掘り下げて分析する実習をやってみた。前回、不眠となる事例として、「会社で上司に面倒な仕事を丸投げされる。嫌だなあと感じるが、結局だまって引き受けることになり、自分の中にわだかまりを抱えることになる」ことを挙げていた。

先生からは「では、なぜ面倒な仕事を、黙って引き受けることになるのでしょうか?その行動の背景に自分の中に特定の考えや信念のようなものはないでしょうか」と問われた。
それに対しで即答することはできなかった。後から考えると即答できないということは、意識下にある考え方、信念があり、普段は認識せずにその考えに準拠して行動を選択しているのだろうと思われる。
しばし、思い当たる節を考え、自分の中に「職場で、自分の都合をあれこれ主張するのはふさわしくない(適切ではない)。」という考えがあるのだろうと説明した。
先生から、それが認知行動療法で言う「自動思考」にあたるので、一つのケースとして取り上げ分析してみましょうと言われた。
面談の中で「自動思考」についての説明と、ケーススタディ方式で分析を行ったので、次回以降の記事で詳細を書きたい。

(「実録心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)