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実録 心理カウンセリングを受けてみた その19 睡眠制限法への取組み経過レポート

前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその19である。

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不眠症(熟睡感が足りない)克服のため、睡眠制限法に取り組んでいる。今回は、経過状況についてのレポートである。


<目次>

1.睡眠制限法のつらさ

不眠症、自分にとっては熟睡感がなく睡眠の質が悪い、夜中や早朝に目が覚めてしまうという症状を改善したいと思っている。そのため、行動療法に取り組み、睡眠制限法、刺激コントロール法といった手法を取り入れている。
この記事を書いている時点で、睡眠日誌を開始して17日、6日目に就寝時間をいつもより30分遅くし、さらに11日目に当初より1時間遅くした。起床時間は土日を含め一定である。

睡眠時間を制限し始めてから、約2週間が経過した。「自分でできる「不眠克服」ワークブック」には、最初の1~2週間がカラダがだるくつらいと書いてある。
自分は、既に2週間が経過したが、つらさの山を越えた感じがしない。毎日ではないが、明らかに熟睡感不足でカラダがだるい不調な日が多い

2.「眠りたい」という欲求に逆らうこと

「自分でできる「不眠克服」ワークブック」には、取組み当初は短期的にしんどさを感じるが、長期的には睡眠の質が上がってくるので続けて欲しいと書いてある。
カラダがつらくなると、この本を何度も読み返し、理屈の上ではわかっているのだが、現実的につらさに直面すると横になって休みたくなる
自分では「寝足りない」と感じている(信じ込んでいる)のが精神生理性不眠症である。そのため、心の奥底から「もっと眠りたい」と欲している状態になっている。だから、カラダがしんどい時は、起きていて本を読んでも内容が頭に入ってこないし、何事にも面白みを感じない。一種「うつ状態」に陥っているので、早く眠ってしまって、つらさから解放されたいと願っている。
睡眠制限法では、その本能的な願いに逆行して、できるだけ起きた状態で耐える。眠さをこらえ、睡眠力を溜め込んだ状態で眠りにつけば深い眠りを得られるという原理である。
眠りたいと思う欲求に逆らって、カラダのだるさに耐えつつ、起きているのは精神的にも辛いものがある。

3.睡眠制限法の体験談は少ない

起きていて楽しいことに時間を使えれば、苦痛も感じないのだろうが、あいにく不眠状態が産み出した「うつ状態」を過ごすことになる。現在や将来に対して希望的になれず、「このまま深い眠りを得ることはできないのでは?」といったネガティブな考えに捉われる。
webで睡眠制限法で不眠症を克服した人の体験談がないか検索してみる。検索方法が悪いのかもしれないが、あまり情報を得ることができない
最初はつらかったが、一定期間、耐えることで、深く眠ることができるようになった」というような具体的、詳細な体験記のようなものを読んで自分を勇気付けたいのだが、あまり目にしない。アマゾンで「「不眠克服」ワークブック」のレビューで効果があったと書いている人のコメントを何回も読む。もっと細かく、途中の経過なども知りたいと思う。他人の経験談を読んで、「つらさの後に効果が待っている」という安心感を得たいのだろう。ダイエットの経験談はよく見る。しかし、睡眠制限法のリアルな体験談が少ないので、途中での心理状態も含め、自分が書いていきたいと思う。


(「実録 心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)