読書体験から豊かな人生を

読書体験から、新たな人生価値を見つけましょう

実録 心理カウンセリングを受けてみた その18 自分の意思で意識の向ける先を切り変える

前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその18である。

f:id:s_labo:20201127123834j:plain


前回、意識を向ける先をコントロールする練習を始めたことを書いた。今回は、さらに意識の向け先を切り替える練習について書く。

<目次>

1.意識の向け先を上手に切り替えたい

前回、意識を「今、ここ」に向けるために、「外界の音に耳を澄ませる」ことを経由して自分の呼吸に意識を向けるようにしていることを書いた。
心配ごとが湧き上がってきても、自分の意識の向け先を切り替えることができれば、繰り返し思い浮かべることでネガティブな方向に悪循環することを防ぐことができる。
そのため、自分の意思で、意識の向ける先を能動的に切り替える習慣を身に付けたいと考えた。現在は、夜中に「心配ごと」に自分の脳内をハイジャックされて、ネガティブな暗雲に突っ込んでいくことがある。意識を上手に切り替えることができれば、眠りを深くすることができるのではないかと思う。

2.意識の向け先を切り替える練習を開発中

頭の中の雑念を追い払い、意識の向け先を切り替えることについて練習することができないかを考えた。練習時間として、一人で歩いているときや、ジョギングをしている時間を活用することにした。こうした練習は、繰り返し継続して定着させていくことが大切である。長続きさせるには、生活の中に取り入れて無理なく実施するのがコツである。

歩いたり、ジョギングしているときに以下の意識をするようにした。

・はじめに、外界の音や、カラダにあたる空気、風といったものに意識を集中する。

・しばらくしたら、自分の足音、足の裏で地面を蹴っている感触などに意識を向ける。

・さらに、自分の呼吸に意識を向ける。


以上の3つのパターンを一定間隔で切り替えて繰り返すことに取り組んでみた。

3.やってみるが、なかなかうまくいかない

意識の切り換えについては、文章にするととても簡単なように思える。しかし、実際に歩いたりしているときや、走ったりしているときにやると、意識を集中させるのは難しく、上手くいかない。ふとした隙に、関係ない雑念が入り込んでしまい、今、何に意識を集中させていたのか、忘れてしまうことが多々ある。
そのため、3つのパターンのサイクルを短くして、次々と切り替えることで集中を保とうとしている。電信柱などを目印にして、あの位置まで行ったら、意識を切り替えようと狙いながら歩いたり、走ったりするようにした。それで、何とか、意識を「今、ここ」に保つ割合が増えてきたが、まだまだ3つのパターンから意識が離れてしまうことがある。
この練習を始めてまだ1週間程度であるが、しばらく続けてみて、考えの切り換えが上手になるかどうかを観察し、また記事にしたいと思う。


(「実録 心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)