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一生お金に困らない「富」のマインドセットを身につける本『サイコロジー・オブ・マネー』の紹介

こんにちは。今回は、私が最近読んで感動した本を紹介したいと思います。その本とは、サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセットという本です。


この本は、お金や投資に関する心理学的な側面を19のストーリーで分かりやすく説明してくれる本です。私はこの本を読んで、自分のお金に対する考え方や行動がどう影響されているのかを気づかされました。そして、自分の目標に合った資産形成の方法を見つけることができました。

この本は、お金に関心のある人はもちろん、自分の人生を豊かにしたいと思う人にもおすすめです。この記事では、この本の内容や感想を詳しく紹介していきます。

本の概要

この本は、著者のモーガン・ハウセル氏が、自分の経験や研究に基づいて書いた本です。ハウセル氏は、ベンチャーキャピタル企業Collaborative Fundのパートナーであり、投資アドバイスメディア「モトリーフル」やウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニストです。彼は、米国ビジネス編集者・ライター協会Best in Business賞を2度受賞し、ニューヨーク・タイムズ紙Sidney賞も受賞しています。


この本では、ハウセル氏が、「お金や投資に関する判断は、個人の経験や独自の世界観、エゴ、プライド、マーケティング、奇妙なインセンティブなどに影響されている」という事実を示しています。そして、「富を築けない『貧乏マインド』から抜け出すために必要な『富のマインドセット』」を19のストーリーで教えてくれます。


例えば、

  • 「目的のない貯金」ほど価値が高いという話
  • 人の投資判断は「いつどこで生まれたか」に影響されるという話
  • 「十分な量」の資産を築くためのシンプルな方法という話
  • ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は65歳以降に得たものという話
  • 投資の成否を決めるのは「全体の1%以下」の行動という話

などがあります。

これらの話は、私たちが普段当たり前だと思っているお金や投資に関する常識や常套句を覆すものばかりです。しかし、それらは論理的でありながらも感情的にも訴えかけてくるものです。私たちは、この本を読むことで、自分自身や他人や社会とお金に関わる方法を見直すことができます。

本書の長所

この本は、多くの読者から高い評価を得ています。例えば、amazonでは4.4点(5点満点中)、2267件以上のレビューがあります(2023年9月時点)。

この本の長所を以下にあげます。

  • お金や投資に関する心理学的な側面を、具体的で分かりやすいストーリーやエピソードで説明している。
  • 著者自身が投資家やコラムニストとして豊富な経験や知識を持っているため、信頼性が高い。
  • お金や投資に関する常識や常套句を覆す内容でありながら、論理的で説得力がある。
  • 自分のお金に対する考え方や行動を見直すきっかけになる。
  • 自分の目標に合った資産形成の方法を見つけるヒントになる。

本書から学んだこと


私はこの本を読んで、自分のお金に対する考え方や行動がどう影響されているのかを気づかされました。そして、自分の目標に合った資産形成の方法を見つけることができました。ここでは、私が特に感動した点や役に立った点を紹介します。

お金は目的ではなく手段である

私は以前、お金は目的ではなく手段であるという言葉を聞いたことがあります。しかし、その意味を深く理解していませんでした。この本を読んで、その言葉の真意を知りました。

著者は、お金は自分の幸せや満足度を測る尺度ではなく、自分の望む人生を実現するための道具であると言っています。そして、そのためには、「目的のない貯金」ほど価値が高いと言っています。

「目的のない貯金」とは、将来起こりうる予期せぬ出来事に備えて貯めておくお金のことです。このお金は、自分や家族の健康や安全を守るために使うこともあれば、自分の夢や情熱を追求するために使うこともあります。このお金は、自分の人生に柔軟性や自由度を与えてくれます。

私はこの本を読んで、「目的のない貯金」を増やすことが、自分の人生を豊かにすることだと気づきました。

投資は持続性が一番大切である

私は以前、投資はリスクが高くて怖いものだと思っていました。しかし、この本を読んで、投資はリスクをコントロールしながら長期的に続けることが大切だと知りました。

著者は、投資において最も重要な要素は持続性だと言っています。持続性とは、良い時も悪い時も投資し続けることです。これは、複利の力を最大限に活用するためです。複利とは、元本に利息がついて増えた金額にさらに利息がついて増えることを繰り返すことで、お金が指数関数的に増える現象です。

例えば、年利10%で100万円を投資した場合、1年後には110万円になりますが、2年後には121万円になります。このように、お金が増えるスピードが加速していきます。

しかし、この複利の力を発揮するためには、長期間投資を続けることが必要です。著者は、ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は65歳以降に得たものだという事実を紹介しています。これは、バフェット氏が11歳から投資を始めており、その間ほとんど売買せずに保有し続けたことが理由です。

私はこの本を読んで、投資は短期的な利益を追うのではなく、長期的な成果を目指すことだと気づきました。

投資の成否を決めるのは全体の1%以下の行動である

私は以前、投資は常に正しい判断をすることが重要だと思っていました。しかし、この本を読んで、投資の成否を決めるのは全体の1%以下の行動だと知りました。著者は、投資家の人生の中で最も重要な出来事は数回しか起こらないと言っています。それらの出来事とは、

  • 大きな暴落やバブルが起こった時
  • 自分のキャリアや収入が大きく変わった時
  • 自分や家族の健康や安全が危機にさらされた時

などです。これらの出来事は、投資家の感情や行動に大きな影響を与えます。しかし、それらの出来事は非常に稀であり予測不可能です。そのため、投資家は普段から自分の感情や行動をコントロールする方法を身につける必要があります。著者は、

  • 自分の目標や計画を明確にする
  • 自分のリスク許容度や期待値を把握する
  • 自分や他人や市場のバイアスや誤りを認める
  • 自分に合った投資スタイルや戦略を選ぶ
  • 自分の判断や行動に責任を持つ

などの方法を紹介しています。私はこの本を読んで、投資は常に正しい判断をすることではなく、極めて重要な判断をすることだと気づきました。

本書の評価とおすすめ度

私はこの本を読んで、お金や投資に関する心理学的な側面を学ぶことができました。この本は、お金や投資に関する常識や常套句を覆す内容でありながら、論理的で説得力があります。

また、自分のお金に対する考え方や行動を見直すきっかけになります。そして、自分の目標に合った資産形成の方法を見つけるヒントになります。この本は、お金に関心のある人はもちろん、自分の人生を豊かにしたいと思う人にもおすすめです。私はこの本を5点満点中4.5点と評価します。この本は、下記のリンクから購入できます。

この記事があなたのお役に立てば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。