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過去のネガティブな出来事との向き合い方。そこから何を学んだかを大事にする。

生活していて、ふとしたタイミングで過去の記憶がよみがえることがある。

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過去のネガティブな出来事、心理的にマイナス方向の記憶が浮かびあがるのは嫌なものだ。
今までは、思い出さないように否定してきたが、「そこから何を学んだか」ということを重視するように見方を変えた


<目次>

1.記憶にこびりつく、過去のネガティブな出来事

生活をしている中で、ふとしたことで過去の記憶がよみがえることがある。楽しい思い出ならよいのであるが、だいたいは、嫌な出来事、ネガティブな印象がしつこく思い返されることが多い。
私の場合は、過去に心無い人から受けた言動など人間関係にまつわるネガティブな出来事などが深層心理から浮かび上がってくることが多い。また、過去の自分の言動についても、「あの時、あんなことをしなければよかったのに」という後悔の思いが思い浮かぶ。
そのような過去の記憶がよみがえると、落ち込んでしまうので、記憶そのものを打ち消してしまおうと必死になる。しかし、自分のネガティブな心理自体は消えないので、しつこく浮かびあがってくるので辛い思いをする。

2.過去の経験は事実として受け止める

最近になって、過去のネガティブな経験について、必死になって打ち消そう、忘れてしまおうと思うことを止めにした
そうした出来事から年数が経ったことも一因としてあるとは思うが、過去に起きた出来事は事実として受け止めるが、捉え方を変えてみようと思ったのである。

もう済んだ出来事ではあるが、そのネガティブな印象について、避けたり否定するのではなく、そこから何を学んだかを重視しようと考えるようになった。
人は、失敗や苦い経験からしか学ぶことができないものだ。過去の辛い出来事そのものに着目するのではなく、それをきっかけに自分が変わることができたのか、ということに意識を向けるようにした。

3.辛い出来事自体が人生を損ねることはない

生きていれば、辛い出来事や、自分にとって不本意な処遇などに直面することがある。よくないのは、それが済んだ後も、ネガティブな記憶となって思考に悪影響を及ぼすことだ。
ネガティブな記憶が思い出されたら、その都度、以下のように自分に対して言い聞かせるようにしている。

ネガティブな出来事自体が自分の人生の価値を損ねることは決してない。むしろ過去を引きずって臆病に生きることを避けたい。何が起こったかよりも、経験から何を学んだかを大切にするのだ」と。

このように自分に言い聞かせることを初めてから、過去のネガティブな聞くが浮かびあがることに対して恐怖心を抱かなくなった。主体的な生き方とは、「自分に降りかかる出来事自体によって自分を定義したり、価値を決定するのではなく、経験から何かを得て学ぶことによって自分を定義していく姿勢である」と思う。

4.まとめ

・過去のネガティブな記憶に触れるのは辛いもので、記憶を打ち消そうとしがちである。
・しかし、ネガティブな記憶ほど、心の底にこびりついて忘れないものである。
・過去の出来事を事実として受け止め、そこから何を学んだかということを重視したい。
・自分に降りかかる出来事自体が自分の人生に影響を与えるわけではない経験から何を得て、どう変わっていくかが自分にとって重要である。



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