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スマホやSNS、ゲームに依存していませんか?行動嗜癖から抜け出すために読むべき本『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』

こんにちは、このブログでは、私が読んだ本の感想やおすすめを紹介しています。

今回は、ニューヨーク大学の心理学者アダム・オルターさんの『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』という本を読んでみました。

この本は、現代社会にはびこる「行動嗜癖」と呼ばれる新しい依存症の仕組みと対処法を解説した一冊です。

スマホSNS、ゲームなどにのめり込んでしまう人はもちろん、自分の行動に自信がない人や、自分の時間を有効に使いたい人にもおすすめの本です。

この記事では、この本の内容や感想、評価を紹介していきます。

この本の内容と感想


この本は、以下のような構成になっています。

  • 第1部:行動嗜癖の定義とメカニズム
  • 第2部:行動嗜癖の歴史と発展
  • 第3部:行動嗜癖の影響と対策


第1部では、行動嗜癖とは何か、どのようにして生まれるのか、どのような要素が関係しているのかを説明しています。

行動嗜癖とは、物質的な依存ではなく、行動や環境によって引き起こされる依存症のことです。

例えば、スマホSNS、ゲームなどは、私たちの脳に快感や報酬を与える仕組みになっており、それによって繰り返し行動をするようになります。


この本では、行動嗜癖には以下の6つの要素があるとしています。

  • 目標:達成したい目標があること
  • フィードバック:目標に近づいているかどうかがわかること
  • 進捗:目標に近づいていると感じること
  • 不確実性:目標の達成が確実ではないこと
  • 社会性:他人との関係があること
  • エスカレーション:目標が高まっていくこと

これらの要素が組み合わさると、私たちは行動をやめられなくなります。

この本では、これらの要素を具体的な事例や実験で分かりやすく説明しています。


第2部では、行動嗜癖がいつからどのようにして広まってきたのか、その歴史的な背景や社会的な要因を探っています。

行動嗜癖は、テクノロジーの発展やビジネスの戦略によって加速されてきました。

例えば、インターネットやスマートフォンの普及によって、私たちは常に情報やコンテンツにアクセスできるようになりました。

また、SNSやゲームなどのサービスは、私たちを引きつけるために、行動嗜癖の要素を意図的にデザインしています。

この本では、これらのサービスの裏側や仕掛けを詳しく紹介しています。


第3部では、行動嗜癖が私たちの人生や社会にどのような影響を与えているのか、その問題点や危険性を指摘しています。

行動嗜癖は、私たちの時間や注意力、健康や幸福感、人間関係や生産性などに悪影響を及ぼします。

例えば、スマホSNSに依存すると、睡眠不足やストレス、孤独感やうつ病などのリスクが高まります。

また、ゲームやネットフリックスにのめり込むと、仕事や勉強、家族や友人との関係がおろそかになります。

この本では、これらの問題に対する科学的なデータや証拠を提示しています。


そして、最後に、行動嗜癖から抜け出すためにはどうすればいいのか、その対処法や予防策を提案しています。

行動嗜癖を克服するには、自分の行動を客観的に観察し、分析し、改善することが必要です。

また、自分の環境やルーティンを変えることも効果的です。例えば、スマホSNSの使用時間を制限したり、見えないところに置いたり、通知をオフにしたりすることで、誘惑を減らすことができます。

また、ゲームやネットフリックスの代わりに、本や音楽、スポーツや趣味など、より充実した活動をすることで、満足感や幸福感を高めることができます。

この本では、これらの対処法や予防策を具体的な例やアドバイスで紹介しています。


私は、この本を読んで、自分の行動について深く考えるきっかけになりました。

私も、スマホSNSに依存していると感じることがあります。この本を読んで、その原因や影響を理解することができました。

また、自分の行動を改善するために、いくつかの対処法や予防策を試してみました。

その結果、私は、自分の時間や注意力をより有効に使うことができるようになりました。

また、本や音楽、スポーツなど、他の活動にも興味を持つようになりました。

私は、この本が私の人生にとって大きな変化をもたらしてくれたと感じています。

この本の評価とおすすめ度


私は、この本を5つ星で評価します。この本は、現代社会における行動嗜癖の問題を深く掘り下げ、分かりやすく説明しています。

また、科学的なデータや事例、実験などを豊富に用いて、説得力のある論理展開をしています。

さらに、行動嗜癖から抜け出すための対処法や予防策も具体的に提案しています。

この本は、行動嗜癖に悩む人だけでなく、自分の行動に自信がない人や、自分の時間を有効に使いたい人にもおすすめです。

この本を読めば、自分の行動を客観的に観察し、分析し、改善することができます。

また、自分の環境やルーティンを変えることで、行動嗜癖の誘惑に抵抗することができます。

さらに、自分の時間や注意力をより有効に使うことで、自分の人生をより充実させることができます。

この本は、私たちの行動に影響を与える仕組みや要因を知ることで、自分の選択や判断に自信を持つことができる一冊です。



依存症のメカニズムと対処法を教えてくれる本『ドーパミン中毒』の魅力

こんにちは。今回は、スタンフォード大学医学部教授で依存症医学の第一人者であるアンナ・レンブ氏の著書『ドーパミン中毒』(訳 恩蔵絢子、新潮新書)を紹介します。

この本は、現代社会で私たちが陥りやすいさまざまな依存症の原因となる「脳内快楽物質」ドーパミンの働きを解説し、依存症から抜け出すための具体的な方法を提供してくれる一冊です。

私はこの本を読んで、自分の依存パターンに気づき、快楽と苦痛のバランスをとる生き方について考えるきっかけを得ました。

この本は、依存症に悩む人だけでなく、自分の行動や感情をコントロールしたい人、快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」に翻弄されない人になりたい人におすすめです。

この記事では、この本の内容や感想を詳しく紹介し、読者の皆さんがこの本から学べることや役立つことをお伝えします。

本の内容


この本は、以下のような構成になっています。

第1章では、ドーパミンの発見の歴史や、ドーパミンが脳内でどのように作られて放出されるか、ドーパミンが報酬や動機づけに関係することなどを説明しています。

第2章では、ドーパミンが依存症を引き起こす仕組みを、脳の構造や神経回路、遺伝子や環境の要因などを交えて解説しています。また、ドーパミンが関係するさまざまな依存症の例を挙げています。

第3章では、ドーパミン中毒の症状と診断の方法を紹介しています。ドーパミン中毒には、物質依存(薬物やアルコールなど)と行動依存(ギャンブルやゲーム、SNSなど)の2種類があり、それぞれに特徴的な症状があることを説明しています。

また、自分がドーパミン中毒かどうかをチェックするための質問やテストも紹介しています。

第4章では、ドーパミン中毒からの回復の方法を提供しています。

著者は、自身が依存症治療の専門家であり、かつて自身も依存症を経験したことがあることを明かし、自分の体験や患者の事例を交えながら、回復のプロセスやポイントを説明しています。

回復の方法には、薬物療法心理療法、グループセラピー、瞑想や運動などがあり、それぞれの効果や注意点を述べています。

第5章では、ドーパミン中毒の予防と管理の方法を教えてくれます。

ドーパミン中毒にならないためには、自分のドーパミン源を把握し、適度に制限することが大切だと言っています。

また、ドーパミン以外の神経伝達物質やホルモンにも注目し、セロトニンオキシトシンなどの「幸せホルモン」を増やす方法を紹介しています。

さらに、ドーパミン中毒の再発を防ぐためには、自分の感情や思考を観察し、ストレスやトリガーに対処するスキルを身につけることが必要だと言っています。

本の感想


この本を読んで感動した点や、役に立った点を以下のように紹介します。


・この本を読んで、自分がドーパミン中毒になりやすいタイプであることに気づきました。

私は、仕事や勉強に没頭することが好きで、やりがいや成果を感じるとドーパミンが放出されるのだと思います。

しかし、その反面、疲れやストレスが溜まると、スマホやネットで気分転換しようとして、つい時間を浪費してしまうことがあります。

この本で、ドーパミンが依存症の原因になる仕組みや、依存症の症状や診断の方法を学ぶことで、自分の行動パターンを客観的に見つめ直すことができました。



・この本を読んで、ドーパミン中毒からの回復の方法を知ることができました。

私は、著者が自分の体験や患者の事例を交えて、回復のプロセスやポイントを説明している部分にとても感銘を受けました。

特に、著者が「回復は一日一日の積み重ねであり、完璧を求めずに自分を許すことが大切だ」と言っていることに共感しました。

私も、自分の依存パターンを変えるために、小さな目標を設定し、達成したら自分を褒めるようにしています。

また、失敗したら、自分を責めずに、原因を分析し、次に活かすようにしています。


・この本を読んで、ドーパミン中毒の予防と管理の方法を学ぶことができました。

私は、ドーパミン以外の神経伝達物質やホルモンにも注目し、セロトニンオキシトシンなどの「幸せホルモン」を増やす方法を試してみました。

例えば、人とのつながりを大切にすること、感謝や優しさを表現すること、自然や動物と触れ合うことなどです。

これらの方法は、ドーパミンの快楽だけに頼らずに、心の充足感や安心感を得ることができると感じました。

また、ドーパミン中毒の再発を防ぐためには、自分の感情や思考を観察し、ストレスやトリガーに対処するスキルを身につけることが必要だと言っています。

私も、瞑想や呼吸法、日記やカウンセリングなどを利用して、自分の内面と向き合うようにしています。

まとめ


ドーパミン中毒』は、依存症のメカニズムと対処法を教えてくれる本です。

著者は、自身の体験や患者の事例をもとに、ドーパミン中毒の症状や診断、回復、予防、管理の方法をわかりやすく説明してくれます。

この本を読むことで、自分の依存パターンに気づき、快楽と苦痛のバランスをとる生き方について考えることができました。


この本は、依存症に悩む人だけでなく、自分の行動や感情をコントロールしたい人、快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」に翻弄されない人になりたい人におすすめです。

この本は、下記リンクから購入できます。ぜひ、読んでみてください。


アメリカを動かすZ世代の特徴と志向を分析した一冊『Z世代のアメリカ』

こんにちは。今回は、気鋭の国際政治学者である三牧聖子さんの初の新書『Z世代のアメリ』(NHK出版新書)を紹介したいと思います。

この本は、1997年から2012年に生まれたZ世代が、アメリカの政治・社会・文化にどのような影響を与えているか、そしてこれからどのような変化をもたらすかを分析した一冊です。

Z世代とは、テロとの戦い金融危機パンデミックなど、自国の「弱さ」を感じながら育った世代で、人口の2割を占めるアメリカの若者たちです。

彼らは、機能不全に陥る民主主義、拡大する経済格差、脆弱な社会保障など、アメリカの「現実」に直面しながら、社会変革の主体として、多様な価値観や行動を示しています。


この本を読んで、私はアメリカの今と未来が見えてきたと感じました。

なぜなら、この本は、Z世代の特徴や志向を、米中対立、反リベラリズムジェンダー平等、レイシズム、中絶の権利など、さまざまな角度から具体的に描き出しているからです。


例えば、第2章では、Z世代がどのように米中対立に対応しているかを考察しています。

Z世代は、中国の台頭に対して、脅威と競争相手として認識する一方で、中国との協力や対話も重視する世代です。

彼らは、アメリカの覇権主義や軍事介入に批判的であり、国際協調や多国間主義を支持する傾向があります。

このように、Z世代は、アメリカの外交政策に新たな視点やバランスをもたらす可能性があると、著者は指摘しています。


また、第5章では、Z世代がどのようにジェンダー平等に取り組んでいるかを分析しています。

Z世代は、ジェンダーの多様性や流動性を認める世代であり、男女の役割分担や性別による差別に反対する世代です。

彼らは、#MeToo運動やLGBTQ+の権利運動など、ジェンダーに関する社会運動に積極的に参加しています。

しかし、同時に、ジェンダー平等の実現にはまだ多くの障壁があることも認識しています。

例えば、副大統領になったカマラ・ハリスは、多様性を象徴する存在であると同時に、不人気な存在でもあります。

このように、Z世代は、ジェンダー平等の理想と現実のギャップに直面しながら、社会の変革を求める世代です。

この本を読んで、私はZ世代のアメリカに対する理解が深まりました。

私は、Z世代のアメリカが、自国の問題や世界の課題に対して、どのような解決策やビジョンを提案していくのか、非常に興味があります。

また、私は、Z世代のアメリカと日本の関係についても考えるようになりました。

日本は、Z世代のアメリカとどのように協力や対話を進めていくべきなのか、どのような価値観や文化を共有や交流できるのか、どのような影響を受けるのか、などです。

この本は、私にとって、アメリカと日本の未来を考えるきっかけとなりました。


この本は、アメリカに関心のある人はもちろん、Z世代に関心のある人、社会変革に関心のある人、国際政治に関心のある人など、幅広い読者におすすめです。

この本は、アメリカの今と未来を知るための必読書です。この本は、下記リンクから購入できます。ぜひ、読んでみてください。

『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』を読んで考えたこと。人口減少がもたらす社会の変化と対策とは?

こんにちは。今回は、人口減少が日本に及ぼす影響を詳細かつ大胆に予測した本、『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』(講談社現代新書を読んでみたので、その感想をお伝えしたいと思います。

この本は、人口減少対策総合研究所理事長であり、政府の有識者会議委員も務める作家・ジャーナリストの河合雅司さんが書いたものです。

河合さんは、ベストセラーになった『未来の年表』シリーズの著者でもあります。

このシリーズでは、人口減少が日本の社会や経済にどのような影響を与えるかを年表形式で見やすく提示しています。


この本は、そのシリーズのビジネス版と言えるでしょう。

第1部では、人口減少が日本の各業界に起こす大変化を具体的に分析しています。

第2部では、その変化に対応するための「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を10のステップで示しています。

この本を読んで、私が感じたことは、次のようなことです。


・人口減少は、私たちの生活に直接的にも間接的にも大きな影響を与えることがわかりました。

例えば、自動車産業では、整備士不足や車の需要減少によって、事故を起こしても車が直らないという事態が起こり得るということです。



また、医療業界では、患者不足や開業医の減少によって、医療サービスの質やアクセスが低下するということです。

これらのことは、私たちの安全や健康に直結する問題です。


・人口減少は、日本の国際競争力や国力にも影響を与えることがわかりました。

例えば、製造業界では、革新的なヒット商品が誕生しなくなるということです。

また、金融業界では、IT人材不足やデジタル化の遅れによって、銀行トラブルが頻発するということです。

これらのことは、日本の経済や社会の発展に関わる問題です。


・人口減少は、日本の文化や伝統にも影響を与えることがわかりました。

例えば、寺院業界では、多死社会なのに寺院消滅の危機に直面するということです。

また、葬儀業界では、会葬者がいなくなり、直葬が一般化するということです。

これらのことは、日本の精神や価値観に関わる問題です。


このように、この本は、人口減少が日本にトドメを刺す前に、私たちが知っておくべきことを多く教えてくれます。

しかし、この本は、ただ危機を訴えるだけの本ではありません。この本は、危機を乗り越えるための具体的な対策も示してくれます。


第2部では、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を10のステップで紹介しています。

これは、量的拡大モデルと決別し、付加価値やブランド力を高め、労働生産性スキルアップを図り、若者を分散させないようにし、商圏を維持し、輸出相手国の将来人口を把握するというものです。

これらのステップは、個人や企業、地域や国家のレベルで実践できるものです。


この本を読んで、私は、人口減少が日本に与える影響を深く理解するとともに、その影響に対応するための具体的な方法を学ぶことができました。

この本は、日本の未来に関心のある人、自分の仕事や生活に影響があると感じる人、人口減少に対して何かしらのアクションを起こしたい人におすすめです。

この本は、下記リンクから購入できます。ぜひ、読んでみてください。

フィンランドで学んだ「生活の練習」〜朴沙羅さんのエッセイに感動した理由〜

こんにちは。このブログでは、私が読んだ本の感想やおすすめを紹介しています。

今回は、社会学者の朴沙羅さんが書いた『ヘルシンキ 生活の練習』という本についてお話ししたいと思います。

この本は、朴さんが2020年に2人の子どもと一緒にフィンランドヘルシンキに移住したときの体験を綴ったエッセイです。

フィンランドの教育や社会、文化に触れながら、日本との違いや自分のルーツについて考える朴さんの姿がリアルに描かれています。


私はこの本を読んで、フィンランドの生活に興味を持ちました。

特に、教育に関する部分が印象的でした。フィンランドでは、人格や才能ではなく、スキルを評価するそうです。

スキルとは、思いやりや根気や好奇心や感受性など、人間として大切なことを徹底的に「練習」できる「技術」と考えるそうです。

例えば、本書の中で朴さんが紹介しているエピソードの一つに、子どもたちが怒りの感情を抑えこむのではなく、それを言語化し相手に伝える練習をするというものがあります。

これは、自分の感情をコントロールするスキルであり、人とコミュニケーションをとるスキルでもあるということです。


私は、日本では性格や人柄として捉えられがちなものが、フィンランドではスキルとして捉えられるということに驚きました。

そして、スキルという言葉には、練習すれば上達するという可能性や希望が含まれていると感じました。

自分が苦手だと思っていることも、スキルとして練習すれば、改善できるかもしれないと思うと、気が楽になりました。

私は、この本を読んで、自分のスキルを磨くことにもっと積極的になろうと思いました。


本書の背景や著者についても触れておきたいと思います。


朴さんは、日本と韓国のハーフで、京都で生まれ育ちました。

日本での暮らしでは、同調圧力在日コリアンとしての差別に悩まされてきました。

そのため、フィンランドに移住することで、自分のアイデンティティやルーツについても考え直すことになりました。

本書では、朴さんが日本とフィンランド、そして韓国との関係をどのように捉えているのか、率直に語っています。

朴さんは、自分のルーツを否定せずに、自分の居場所を見つけることができたのだと思います。


この本は、フィンランドの生活や教育に興味がある人はもちろん、自分のルーツやアイデンティティについて考えたい人にもおすすめです。

この本を読むことで、自分のスキルや価値観についても見直すきっかけになるかもしれません。

この本は、下記リンクから購入できます。ぜひ、読んでみてください。



佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』は、書く仕事に興味のある人に必読の一冊

こんにちは。このブログでは、私が読んだ本の感想やおすすめを紹介しています。今回は、ライター・コラムニストの佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』についてお話ししたいと思います。


『書く仕事がしたい』とは?


『書く仕事がしたい』は、佐藤友美さんが自身の経験や考え方、働き方を余すところなくシェアしながら、「書く仕事」のリアルな姿を伝える一冊です。

「書く仕事」とは、雑誌やウェブメディアの「ライター」や、書籍の執筆・構成を手掛ける「書籍ライター」、専門分野の書籍の「著者」、連載を持つ「コラムニスト/エッセイスト」など、さまざまな形態があります。

佐藤さんは、これらのすべての仕事を経験し、現在も活躍されているベテランの書き手です。

この本では、そんな佐藤さんが、書く仕事を始めるために必要な準備やスキル、仕事の取り方や稼ぎ方、編集者との付き合い方や心構えなど、具体的で実践的なアドバイスを惜しみなく提供してくれます。

また、佐藤さん自身の書く仕事の歩みや、書くことで得た気づきや変化、書くことの楽しさや苦しさなど、リアルなエピソードもたくさん紹介されています。

書く仕事に興味がある人はもちろん、すでに書く仕事をしている人にも、共感や学びがある一冊だと思います。

『書く仕事がしたい』の魅力


私が『書く仕事がしたい』を読んで感じた魅力は、以下のような点です。

  • 書く仕事の種類や特徴がわかりやすく紹介されている
  • 書く仕事に必要な文章力や技術が具体的に解説されている
  • 書く仕事に関する悩みや疑問に答えてくれるQ&Aが充実している
  • 書く仕事に必要なマインドや姿勢が示されている
  • 書く仕事の楽しさややりがいが伝わってくる

書く仕事の種類や特徴がわかりやすく紹介されている


書く仕事には、さまざまな種類や特徴があります。

例えば、ライターとして雑誌やウェブメディアに記事を書く場合、どんなテーマやジャンルに対応できるか、どんな企画を立てられるか、どんな取材やインタビューができるか、どんな原稿を書けるか、どんな編集者と仕事ができるかなど、多くの要素が関わってきます。

この本では、佐藤さんが自身の経験をもとに、書く仕事の種類や特徴をわかりやすく紹介してくれます。

例えば、書籍ライターとして、他人の本を執筆・構成する場合、どんなスキルやノウハウが必要なのか、どんなメリットやデメリットがあるのか、どんな仕事の流れや報酬の相場があるのかなど、具体的に解説されています。

また、書く仕事の種類によって、求められる文章力や技術も異なります。

例えば、コラムやエッセイを書く場合、自分の考えや感想を表現する力や、読者の興味や共感を引く力が必要です。

この本では、書く仕事に必要な文章力や技術を、階層的に分けて解説してくれます。

最低限必要な「てにをは」のレベルから、平均点を取れる「読みやすさ」のレベル、さらに高度な「読み応え」や「読み手の変容」のレベルまで、具体的な例やポイントを示してくれます。

書く仕事に必要な文章力や技術が具体的に解説されている


書く仕事に必要な文章力や技術は、書く仕事の種類や特徴によって異なりますが、共通して必要なものもあります。

例えば、仕事を受けたら、まずやるべきことは何か、取材準備はどうすればいいか、インタビューでは何をどう聞くか、原稿はどう見直すか、炎上を防ぐにはどうするかなど、書く仕事の基本的な流れやノウハウがあります。

この本では、佐藤さんが自身の経験や考え方をもとに、書く仕事に必要な文章力や技術を具体的に解説してくれます。

例えば、仕事を受けたら、まずやるべきことは、自分が書くべき対象や読者、目的、媒体、形式、文字数、納期などを明確にすることだと言います。

そして、それらを整理するためのワークシートを提供してくれます。

このように、書く仕事に必要な文章力や技術を、実践的でわかりやすい方法で教えてくれます。

書く仕事に関する悩みや疑問に答えてくれるQ&Aが充実している


書く仕事に興味がある人や、すでに書く仕事をしている人は、さまざまな悩みや疑問を抱えていると思います。

例えば、書く仕事を始めるためにはどうすればいいか、書く仕事を選ぶときには何に気をつけるべきか、書く仕事で稼ぐためにはどうすればいいか、書く仕事で病まないためにはどうすればいいかなど、具体的な質問があると思います。

この本では、佐藤さんが自身の経験や考え方をもとに、書く仕事に関する悩みや疑問に答えてくれます。

例えば、書く仕事を始めるためには、まずは自分が書きたいことや書けることを見つけることが大切だと言います。

そして、自分の得意分野や興味分野を掘り下げる方法や、書くことで自分の価値を高める方法を教えてくれます。

また、書く仕事を選ぶときには、自分の目標やライフスタイルに合わせて、仕事の量や質、報酬や条件を考えることが重要だと言います。

そして、仕事を探す方法や、仕事を受ける前に確認すべきこと、仕事を断るときのマナーなどをアドバイスしてくれます。

さらに、書く仕事で稼ぐためには、自分の仕事の価値を正しく評価し、適正な報酬を提示することが必要だと言います。

そして、報酬の相場や交渉のコツ、税金や保険のことなどを詳しく説明してくれます。

また、書く仕事で病まないためには、自分の体調や精神状態を管理することが大切だと言います。

そして、ストレスや不安を減らす方法や、モチベーションを維持する方法、オフの時間の過ごし方などを提案してくれます。

このように、書く仕事に関する悩みや疑問に、佐藤さんが丁寧に答えてくれるQ&Aが、本書の最後に掲載されています。

これらのQ&Aは、書く仕事に関心のある人や、書く仕事をしている人の多くが抱えるであろう質問に対して、佐藤さんの豊富な経験や知識に基づいた回答が得られる貴重なものだと思います。

書く仕事に必要なマインドや姿勢が示されている


書く仕事に必要な文章力や技術だけでなく、書く仕事に必要なマインドや姿勢も、この本では示されています。

例えば、書く仕事をする上で、大切なことは、自分の書くことに対する情熱や信念を持つことだと言います。

そして、自分の書くことに誇りを持ち、読者に対して責任を持つことだと言います。


また、書く仕事をする上で、必要なことは、常に学び続けることだと言います。

そして、自分の知識やスキルを広げることだけでなく、自分の感性や視点を磨くことだと言います。


さらに、書く仕事をする上で、大事なことは、自分の書くことに対する楽しさややりがいを感じることだと言います。

そして、自分の書くことで、読者に何かを与えられることに感謝することだと言います。


このように、書く仕事に必要なマインドや姿勢を、佐藤さんは、自身の書く仕事の歩みや、書くことで得た気づきや変化、書くことの楽しさや苦しさなど、リアルなエピソードを交えながら、語ってくれます。

書く仕事に携わる人にとって、心に響く言葉やメッセージがたくさんあります。

書く仕事の楽しさややりがいが伝わってくる


書く仕事は、決して楽な仕事ではありません。書くことに苦労したり、編集者とトラブルになったり、読者から批判されたり、仕事がなかなか見つからなかったり、収入が安定しなかったり、体調や精神を崩したりすることもあります。

しかし、書く仕事は、それだけではなく、書くことに喜びや充実感を感じたり、編集者や読者と良い関係を築いたり、読者から感謝されたり、仕事が充実していたり、収入が増えたり、体調や精神が良くなったりすることもあります。


この本では、佐藤さんが、書く仕事の楽しさややりがいを、自身の書く仕事の成果や、編集者や読者からの反応や評価、書くことで得られたものや変わったことなど、具体的に伝えてくれます。

書く仕事に憧れる人や、書く仕事をしている人にとって、書く仕事の魅力や可能性を感じさせる一冊だと思います。

『書く仕事がしたい』のおすすめ度


私は、この本を読んで、とても感動しました。

私は、もともと書くことが好きで、書く仕事に興味がありましたが、どうやって始めたらいいか、どうやって続けたらいいか、どうやって上達したらいいか、わからないことが多くて、不安でした。

しかし、この本を読んで、佐藤さんの経験や考え方、働き方を知ることで、書く仕事に対する理解や自信が深まりました。

また、佐藤さんの文章力や技術、マインドや姿勢にも感銘を受けました。

佐藤さんは、書く仕事のプロとして、素晴らしい仕事をしているだけでなく、書くことの楽しさややりがいを感じている人として、素晴らしい人生を送っていると思います。


この本は、書く仕事に興味がある人や、書く仕事をしている人に、とてもおすすめです。

この本を読めば、書く仕事のリアルな姿や、書く仕事をするために必要なことや、書く仕事をすることで得られることがわかります。

そして、書く仕事に対する情熱や信念、誇りや責任、学びや感謝、楽しさややりがいを感じることができます。

この本は、書く仕事の入門書としても、書く仕事のスキルアップやモチベーションアップのための参考書としても、最適な一冊だと思います。


以上が、私の『書く仕事がしたい』についての感想とおすすめです。

この本は、書く仕事に関する貴重な情報やアドバイスが満載の一冊です。

書く仕事に興味がある人はもちろん、すでに書く仕事をしている人にも、ぜひ読んでみてください。この本は、下記リンクから購入できます。



書く仕事がしたい

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あなたの思考には穴がある!イェール大学教授が教える思考の不具合とその対処法

こんにちは。

今回は、イェール大学の心理学教授であるアン・ウーキョンさんの著書『イェール大学集中講義 思考の穴──わかっていても間違える全人類のための思考法』を紹介したいと思います。

この本は、イェール大学で大人気の講義「シンキング(Thinking)」の内容をまとめたもので、人間の思考にはどんな不具合やバイアスがあるのか、そしてそれらをどうやって正すことができるのかを科学的に解説しています。

私はこの本を読んで、自分の思考には意外と穴が多いことに気づきました。

そして、その穴を埋めるためには、自分の思考を客観的に観察し、論理的に分析し、戦略的に修正することが必要だと学びました。

この本を読んで、あなたも思考の穴を埋めて、より賢くなりませんか?

この本の魅力は?


この本の魅力は、以下の5つの点にまとめられます。

  • 人間の思考には、進化の過程で生じたさまざまな不具合やバイアスがあることを、具体的な事例や実験を交えてわかりやすく説明している。
  • それらの不具合やバイアスは、日常生活や社会問題にも大きな影響を与えることを、様々な角度から分析している。
  • それらの不具合やバイアスを避けるためには、単に知るだけではなく、自分の思考を客観的に観察し、論理的に分析し、戦略的に修正することが必要だと強調している。
  • そのために役立つ思考ツールや戦略を、認知心理学の最新の研究に基づいて紹介している。
  • 著者自身が、自分の思考の不具合やバイアスに気づき、それを改善するために試みたことや、学生たちとのやりとりを通じて得た気づきや感想を率直に語っている。

この本を読んで感動した点や、役に立った点は?


この本を読んで感動した点や、役に立った点は、たくさんありますが、その中でも特に印象に残った3つを紹介します。


計画錯誤という思考の不具合について学んだこと。

計画錯誤とは、人が何かを完了させるのに必要な時間や労力を少なく見積もってしまうことです。

私はよく、仕事や勉強の計画を立てても、予定通りに進まないことに悩んでいました。

この本を読んで、その原因が計画錯誤にあることを知り、その対策法として、計画遂行の障害となる不測の事態を思い浮かべて、最初の見積もりよりも50%多い時間を確保することを試してみました。

すると、計画がスムーズに進むようになり、ストレスも減りました。

計画錯誤は、日常的に起こりやすい思考の不具合なので、この対策法はとても役に立ちました。


確証バイアスという思考のバイアスについて学んだこと。

確証バイアスとは、人が自分の考えや信念に合致する証拠ばかりを探してしまうことです。

私は、自分の意見に自信がなく、他人の評価に左右されやすいタイプでした。

この本を読んで、その原因が確証バイアスにあることを知り、その克服法として、自分の考えと正反対のことを自問することを試してみました。

すると、自分の考えに対する根拠や論理が明確になり、自分の意見をしっかりと主張できるようになりました。

確証バイアスは、自分の思考を歪めるバイアスなので、この克服法はとても役に立ちました。


保有効果という思考のバイアスについて学んだこと。

保有効果とは、人が自分の所有物を失うことを嫌うという傾向です。

私は、使っていないのに捨てられないものや、解約できないサブスクがたくさんありました。

この本を読んで、その原因が保有効果にあることを知り、その対処法として、自分の所有物に対する感情を客観的に評価することを試してみました。

すると、自分にとって本当に必要なものとそうでないものが見分けられるようになり、断捨離や解約をすることができました。

保有効果は、自分の資源を無駄にするバイアスなので、この対処法はとても役に立ちました。

この本の背景や著者について


この本の著者であるアン・ウーキョンさんは、イェール大学の心理学教授で、イェール大学「シンキング・ラボ」のディレクターです。

彼女は、イリノイ大学で心理学の博士号を取得した後、イェール大学やヴァンダービルト大学で教鞭をとり、人間の思考に関するさまざまな研究を行ってきました。

彼女は、自分自身が思考の不具合やバイアスに悩まされていたことが、この本の執筆のきっかけだと語っています。

彼女は、自分の思考を改善するために、心理学の知識を活用し、自分の思考を客観的に観察し、論理的に分析し、戦略的に修正することを試みたのです。

その過程で、彼女は自分だけでなく、周りの人や社会にも思考の不具合やバイアスがあることに気づきました。

そして、それらを克服するためには、思考の科学を広めることが必要だと考えました。

そこで、彼女は、イェール大学で「シンキング(Thinking)」という講義を開始しました。

この講義は、人間の思考に関する最新の研究や知識を学生たちに伝えるだけでなく、実際に思考のツールや戦略を使って、自分の思考を改善することを目指すものでした。

この講義は、大きな反響を呼び、イェール大学で最も人気のある講義の一つになりました。


この本は、その講義の内容をまとめたもので、彼女の思考の改善の旅路や、学生たちとのやりとりを通じて得た気づきや感想を交えながら、思考の不具合やバイアスの原因と対策をわかりやすく解説しています。

彼女は、この本を通して、思考の科学をより多くの人に届けたいという思いを語っています。

この本は誰におすすめか?


この本は、自分の思考に不満がある人、自分の思考を改善したい人、自分の思考を客観的に観察したい人、自分の思考を論理的に分析したい人、自分の思考を戦略的に修正したい人におすすめです。

また、人間の思考に興味がある人、心理学に興味がある人、科学的な知識やスキルを身につけたい人、日常生活や社会問題に思考の不具合やバイアスがどのように影響するか知りたい人にもおすすめです。

この本は、思考の不具合やバイアスを克服するための具体的な方法やツールを提供してくれるので、読んだだけでなく、実践することで、思考の質を高めることができます。


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