世界の多様性を知るために読むべき本 「問題はロシアより、むしろアメリカだ」の感想とおすすめ
こんにちは。このブログでは、私が読んだ本の感想やおすすめを紹介しています。今回は、フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッド氏とジャーナリストの池上彰氏による対談本「問題はロシアより、むしろアメリカだ」について書きたいと思います。
この本は、ウクライナ戦争をきっかけに、世界のパワーバランスや多様性、アメリカの衰退やロシアの台頭などを分析し、未来の展望を提示するという内容です。
私はこの本を読んで、世界の動きや自分の立ち位置について、新たな視点や気づきを得ることができました。
この本の魅力は、以下のような点にあると思います。
- 人口統計や家族制度などの客観的なデータに基づいて、世界の現状や傾向を明確に示していること。
- メディアや政治家が煽るロシア嫌いやアメリカ礼賛の常識にとらわれず、冷静に両国の強みや弱みを分析していること。
- アメリカの覇権に依存してきた西欧や日本が、多極化や多様化する世界でどう生きるべきかを問いかけていること。
- 世界の頭脳とも言えるトッド氏と、日本のニュースの解説者として人気の池上氏との対話が、知的で刺激的であるとともに、わかりやすく楽しいこと。
私はこの本を読んで、特に以下の点に感動しました。
・トッド氏が、アメリカの力が弱まり、ロシアや中国が台頭することは、世界の多様性を回復するプロセスであり、必ずしも悪いことではないと説いていること。
私はこれまで、アメリカの衰退やロシアの脅威に不安を感じていましたが、この本を読んで、世界の変化に対する見方を変えることができました。
・池上氏が、日本はウクライナ戦争から抜け出すべきだと主張していること。
この本を読んで、日本の国益やアイデンティティについて考え直すことができました。
・トッド氏と池上氏が、日本はグローバルサウスの国々との関係を深めるべきだと提言していること。
私はこれまで、日本は欧米中心の世界で生きるべきだと思っていましたが、この本を読んで、日本の将来の可能性について広げることができました。
この本の背景や著者についても触れておきたいと思います。
トッド氏は、1976年にソ連の崩壊を予言したことで有名な歴史人口学者で、2002年にはアメリカの衰退を指摘した「帝国以後」を著しました。
池上氏は、元NHK記者で、現在はフリージャーナリストとして、テレビや雑誌でニュースの解説を行っています。この本は、トッド氏が来日した際に、池上氏がインタビューしたものをまとめたものです。
この本は、ウクライナ戦争を通して、世界のパワーバランスや多様性、アメリカの衰退やロシアの台頭などを分析し、未来の展望を提示するという内容です。
私はこの本を読んで、世界の動きや自分の立ち位置について、新たな視点や気づきを得ることができました。
この本は、世界の変化に対応するために必要な知識やスキル、考え方やモノの見方を学びたい人におすすめです。
この本は、Amazonや楽天ブックスなどのオンライン書店で購入できます。ぜひ、読んでみてください。