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『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』を読んで驚いた5つのこと

こんにちは、この記事では、ドバイで暗躍する「ガーシー一味」たちに潜入取材した衝撃のノンフィクション『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』(講談社+α新書を紹介します。


この本は、元朝日新聞ドバイ支局長の伊藤喜之氏が、ガーシーこと東谷義和氏とその仲間たちに密着し、彼らの素顔や思想、活動、計画などを赤裸々に暴露したものです。この本を読めば、日本の政治、経済、芸能、メディアの裏側に隠された真実や、ドバイという異国の地で繰り広げられる驚愕のドラマに目を見張ることでしょう。この本は、次のような人におすすめです。

  • ガーシー一味の正体や動機に興味がある人
  • ドバイの魅力や危険性について知りたい人
  • ノンフィクションやミステリーが好きな人
  • 社会問題やメディア批判に関心がある人


では、本書の内容や感想を詳しく見ていきましょう。

本書の内容

本書の各章では、伊藤氏がガーシー一味と接触し、彼らと共に過ごした日々や会話をリアルタイムで再現しています。また、彼らが関わった事件や騒動についても詳細に分析し、その背景や意図を明らかにしています。さらに、伊藤氏自身が感じた疑問や衝撃、苦悩や葛藤も率直に語っています。

本書では、ガーシー一味がどんな人物であるか、どんな思想を持っているか、どんな目的で行動しているかが徹底的に暴かれます。彼らは一体何者なのでしょうか?彼らは社会に混乱と破壊をもたらしながら真の悪を斬る「闇の仕事人」なのでしょうか?あるいは、ただの時代の「あぶく」として消え去るのでしょうか?彼らの本当の狙いとは何なのでしょうか?本書を読めば、その答えが見えてくるかもしれません。

本書の感想

本書を読んで感じたことは、次のようなものです。

  • ガーシー一味は、日本社会の不条理や不正に対する怒りや憤りを持っているが、その表現方法や手段が極端であり、時には法や倫理を無視している。彼らは自分たちを「悪党」と称しているが、それは自己正当化や逆張りという側面もある。彼らには、自分たちの行動が社会に与える影響や責任についての自覚や反省が欠けているように見える
  • 伊藤氏は、ガーシー一味に潜入取材することで、彼らの人間性や思想に触れ、時には共感や理解を示すこともあった。しかし、同時に彼らの行動や言動に疑問や違和感を抱くことも多かった。伊藤氏は、彼らと距離を置きながらも、客観的かつ主体的に彼らを見つめ続けた。その姿勢は、ジャーナリストとしてのプロ意識と倫理観を感じさせる。
  • 本書は、ドバイという異国の地で繰り広げられるガーシー一味の活動や事件を描くだけでなく、日本の政治、経済、芸能、メディアなどの裏側に隠された真実や問題点も浮き彫りにする。本書を読むことで、日本社会の現状や課題について考えさせられる。また、ドバイの魅力や危険性についても知ることができる。

本書から学べる5つのこと

本書から学べる5つのことを紹介します。

  • ガーシー一味は、日本では知られていないドバイの裏社会に通じており、王族や大物政治家などとも関係を持っている。彼らはドバイで豪遊したり、高級車やヘリコプターを乗り回したりする一方で、日本では逮捕状が出ていたり、国際指名手配されていたりする。彼らはドバイでどんな生活を送っているのか、どんな人脈を築いているのかが興味深く読める。
  • ガーシー一味は、日本では様々な事件や騒動を起こしてきた。例えば、「LINE Pay」詐欺事件、「FC2」創業者逮捕事件、「朝日新聞」インタビュー原稿流出事件 、「参院選」出馬事件 、「ドバイ総領事館」侵入事件 などが有名です。これらの事件の真相や背景、影響などについて詳しく知ることができます。
  • ガーシー一味は、自分たちの思想や主張を伝えるために、様々なメディアやプラットフォームを利用しています。例えば、「YouTube」、「Twitter」、「Instagram」、「LINE LIVE」、「note」、「ニコニコ動画」などです。彼らはこれらのメディアでどんな内容を発信しているのか、どんな反応や評価を得ているのか、どんな戦略や目的があるのかについて理解することができます。
  • ガーシー一味は、自分たちを「悪党」と称していますが、それは「ワンピース」や「水滸伝」という漫画や小説に影響されたものです。彼らはこれらの作品に登場する「悪党」と「正義」の関係や価値観に共感や憧れを抱いています。彼らは自分たちの行動や思想をこれらの作品に照らし合わせて語ったり、比喩したりしています。彼らがどんな作品に影響されているのか、どんなメッセージを伝えたいのかについて考察することができます。
  • ガーシー一味は、日本社会に対して批判的な姿勢を持っていますが、それは彼ら自身が日本社会で苦労したり、不幸だったりした経験があるからです。彼らはそれぞれに家族や友人や恋人との関係や仕事や学業との葛藤や挫折やトラウマを抱えています。彼らは自分たちの過去や現在について語ったり、涙したり、笑ったりしています。彼らがどんな人生を歩んできたのか、どんな感情や思いを持っているのかについて感じることができます。

本書の背景と著者

本書の著者である伊藤喜之氏は、1984年生まれの元朝日新聞社員です。早稲田大学政治経済学部卒業後、2008年に朝日新聞社に入社しました。松山総局(愛媛)を振り出しに、東日本大震災後には南三陸(宮城)駐在。大阪社会部では、暴力団事件担当として指定暴力団山口組の分裂抗争などを取材しました。その後、英国留学を経て2020年からドバイ支局長となりました。

伊藤氏は、ドバイ支局長在任中にガーシー一味と接触し、彼らに潜入取材を開始しました。しかし、その過程で朝日新聞社内でトラブルが発生しました。伊藤氏がガーシー氏から受け取ったインタビュー原稿を朝日新聞社が無断で公開したことで、ガーシー氏から抗議を受けたからです。伊藤氏はこの件で朝日新聞社の所属部署と衝突し、最終的には退社することになりました。

伊藤氏は、退社後もガーシー一味との関係を続け、彼らの活動や事件を追跡しました。そして、2023年3月に本書を出版しました。本書は、伊藤氏がガーシー一味と過ごした300日間の記録であり、彼らの真実を暴くための証言でもあります。

まとめ

『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』は、ドバイで暗躍する「悪党」たちに潜入取材した衝撃のノンフィクションです。この本を読めば、ガーシー一味の正体や動機、活動や事件、思想や感情などが赤裸々にわかります。また、日本の政治や経済や芸能やメディアなどの裏側に隠された真実や問題点も浮き彫りになります。さらに、ドバイの魅力や危険性も知ることができます。

この本は、ガーシー一味に興味がある人はもちろん、ドバイについて知りたい人やノンフィクションやミステリーが好きな人や社会問題やメディア批判に関心がある人にもおすすめです。この本は下のリンクから購入できます。

この記事では、『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』を紹介しました。この本を読んで驚いた5つのことや学べる5つのことをまとめました。また、本書の背景や著者について触れました。この本は、現代社会の闇や矛盾に切り込んだ衝撃的な作品です。ぜひ、読んでみてください。