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夜中に目覚めてしまう。再度、寝付くためにやるべきこと。

夜中に目覚めてしまい、なかなか寝付けなくなってしまい、睡眠不足になることがある。
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日常にストレスがあり、心配事を抱え込んでいるときに起こりやすい。また、加齢により眠りが浅くなることから、回数が増えてくる。
深い眠りが得られず、疲れがとれない日々が続くと、人によっては「不眠症」ではないかと悩んでしまうだろう。

夜中に目が覚めたときの対応だが、呼吸法を工夫することで、比較的容易に寝付くことができる。

1.加齢とともに睡眠の連続性は低下する。

深い睡眠を得るには、一定の体力が必要とされる。若いうちは体力もあるので、ぐっすりと深い睡眠を得やすい。しかし、40代以降となると、どうしても睡眠の連続性が低下して夜中に途中で目覚めてしまうことが起きてくる。
中途覚醒のきっかけは尿意であったり、ちょっとした物音であったりする。途中で目が覚めてしまうことから、十分な眠りがとれなくなったと感じがちである。

2.あまり気にしすぎるのは逆効果

加齢により、睡眠の連続性は低下するものの、眠りの質(深さ)が劇的に低下するわけではない。もともと、健康な人でも深い睡眠と浅い睡眠が交互にあり、一番浅くなったときに目覚めてしまうものである。
「眠りが不十分になった」と考えすぎたり、さらには「不眠症になったのではないか」等思い悩むと、不安を抱いてしまう。すると、夜中に目覚めた時に、「早く寝付かなければ」という「焦り」が生まれ、目が冴えてしまい、寝つきにくくなる。
そもそも不眠症」は眠れないこと自体よりも、「眠れない」ということを気に病むという症状である。

3.再度の入眠をなめらかにできるように。呼吸法を工夫する。

自分は尿意をきっかけに目が覚めてしまう。尿意を感じたまま布団の中にいても、再度入眠することができないので、さっさとトイレに行き、うがいをするようにしている。
寝室に戻り、パジャマ、布団を整えた上で、仰向けに寝て、顔の筋肉、手足の筋肉の緊張を解いてリラックスする。
体勢が整ったら、腹式呼吸を行う。お腹を凹めたり、膨らめたりしながら、大きく長めに呼吸をする。呼吸をしながら、お腹が「膨らむ、膨らむ」「凹む、凹む」等、頭の中で唱えながら、息を吸ったり吐いたりすることだけに意識を向ける。

その間にも、いろいろ考え事が思い浮かんでしまうことがある。仕事の悩み事、人間関係の課題なども浮かんでしまうこともある。しかし、呼吸への意識を第一として、それらには「取り合わない」という態度をとる。

そのうち、意識が遠のき、いつの間にかに寝付いている。

4.腹式呼吸を上手にできるよう日頃から練習をしておく。

中途覚醒をした際に、速やかに腹式呼吸を実施できるよう、あらかじめ日中にも練習をしておく。ちょっとした待ち時間などを活用してお腹を膨らましたり、凹ませたりして腹式呼吸で行う。慣れてくると、信号待ちやホームで電車を待っているときなども、お腹を意識することで腹式呼吸を練習できる。
お腹を使って呼吸する感覚を身につけておくことで、夜中でも落ち着いて腹式でゆっくり呼吸できるようになる。

5.まとめ 中途覚醒を恐れない

中途覚醒は、加齢に伴う年相応の現象であると理解。睡眠の質が致命的に損なわれるものではないことを知る。
・「不眠症」だと思い悩むようになると、「よく眠れない」こと自体に意識が集中してしまい、再度入眠が難しくなる。睡眠全体の質が低下し、それは日中の生活の質も低下させてしまう。
・「眠れない」ことに意識の焦点が合ってしまわないよう、「腹式呼吸」を淡々と行い、お腹の膨らみ、凹みに意識を向かわせる。
日中から、機会を見つけて「腹式呼吸」を実施し、体に覚えさせてしまうことが有効。