「寝付きが悪い」「ぐっすり眠れた感じがしない」という不満を感じている人は多いと思います。
一方で、寝ている間、自分たちの身体がどのように休まって回復していく仕組みにな っているのかをよく理解している人は少ないでしょう。
寝ている間は、意識がないので、何が起こっているのかを理解することは難しいです。
また、睡眠の仕組みについての研究も、この50年くらいで進んだものの、まだわかっていないことも多いそうです。
睡眠を改善したいなら、まず、私たちの「眠りの仕組み」を理解しましょう。
「レム睡眠」「ノンレム睡眠」といった用語を耳にしたことはあると思います。
それぞれが、どのような仕組みで、身体のどの部分を回復させているのか。そういったことを、おおまかに知っておくことが、自分の眠りをよくしていく上で役に立ちます。
本屋さんに行くと、「睡眠」に関する書籍がたくさん並んでいます。
多くは、さまざまな不眠対策についてわかりやすく説明したものです。
それらの「解決策」を読む前に、「眠りの仕組み」について書かれた本を1冊読むことをおすすめします。
私が何冊か読んだうちの中から、「Newton別冊『睡眠の教科書』」がわかりやすいと感じました。
amazonで最初の数ページを試し読みできます。
科学雑誌の編集なので、図解で解説されており、「眠りの仕組み」をイメージで理解することができました。
書籍については、それぞれの方の好みや理解の仕方があるので、一律に「この本」と決め打ちはできませんが、最初に読む一冊は、図が多くわかりやすいものを選んで、全体像を知ることをおすすめします。