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実録 心理カウンセリングを受けてみた その3 目標をどこにおくか

前回記事に引き続き、心理カウンセリングの実体験レポートその3である。

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前回は面談開始以降の内容であった。今回はその中で、「今回のカウンセリングの目標をどこにおくか」といった話題についてであり、第一回面談の核心となる部分のレポートである。

<目次>

1.カウンセリングの目標をどこに置くか

前回記事の通り、現在の環境や体調など、共通的な問診がなされた。経過時間は20分から30分程度であろうか。カウンセラーの先生からは「顔色、話し方から察するに、差し迫っての「うつ」等の心配はなさそうなので、「うつ」診断テストは割愛します」と言われ、私も同意した。
次に、今回のカウンセリングの目標をどこに置くかということを議論した。自分の悩みの焦点となることの見極め、今後、自分がどうなっていきたいかという希望について現時点で明らかにしておくことだ。事前にある程度、目標めいたことは考えていたので、先生と話す中で次のような項目があがってきた。

2.目標としたことの洗い出し

今回の自分の希望は以下のようなもの。

・50代に入ったので、自身の価値観の見直しをしたい。
・自分でストレスにうまく対処できるようにしたい。セルフマネジメントを学びたい。
夜中に目が覚めて心配事を考えてしまうパターンを直したい。熟睡感が得られれば疲れも軽減するはず。

自分の問題点(困っていること)を把握し、それを解決していく。カウンセラーの先生は、助言と後押しをしてくれる存在である。

先生からは「認知療法を学ぶことと、「不眠」対策をすること」の2本立てでどうかとの提案がされる。 認知療法については、私は、新書程度の読書をしており、基礎知識は持っていますと回答し、今回のカウンセリングで実践したい旨、要望した。

3.カウンセリング回数について

次にカウンセリングの回数についての相談に移った。 先生からは「認知療法を一通り行うには10回程度、それ以上の回数が通常は必要」とのお話があった。私からは「カウンセリングにかける予算、時間の都合上、5回を考えている。5回で完結するよう予定を組んで欲しい」と要望した。
先生からは「それでは、参考書籍も紹介するので、自習も交えながら、駆け足ですが5回でいったん区切りをつけるよう進めていきましょう」旨、お話があった。書籍による自習、課題のホームワークなどは、自分でも取り組みたいと思っていたので、5 回の予定で進めていただくようお願いした。 先生は、戸棚から以下の2冊の本を取り出し見せてくれた。


(「実録心理カウンセリングを受けてみた」シリーズ、次回に続く)